週刊コンビニニュース ローソンストア100の「100円おせち」増税が後押しとなるか?

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局 
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 1週間のコンビニに関するニュースをまとめた『週刊コンビニニュース』。正月に向けて、各社がちょっと贅沢な「おせち」を販売する一方で、ローソンストア100の「100円おせち」が話題になっている。同社は、2012年から累計で550万個を売り上げ、今年新たに4種類を追加し、全32種類の「100円おせち」を展開する。増税で消費者の財布の紐が堅くなるなか、安さと種類の豊富さが特徴の「100円おせち」は、売上が伸びそうだ。(12月3日から9日のニュースをまとめました)

少量パックのおせちを必要な量だけ購入できる手軽さが受けている
少量パックのおせちを必要な量だけ購入できる手軽さが受けている

セブン-イレブン
①「カップデリ」の鮮度を延長し、食品ロス削減
②少人数で楽しむクリスマススイーツ発売

 「食品ロス対策」の取り組みとして、首都圏の店舗で販売している小容量の総菜シリーズ「カップデリ」の鮮度を延長し、来年春までに全国の店舗に順次拡大する。
 少量で食べやすい人気の「カップデリ」の製造過程を見直し、容器のフタにトップシールを採用することで、店頭での販売時間を約1日延長するとともに、さらにおいしさと品質を向上させる。同社の重要課題の1つである「商品・原材料・エネルギーのムダのない利用」に対応した施策で、店舗での販売時間を長くした商品を拡大することで、食品ロスの削減に取り組んでいく。陳列できる時間を延ばすことで、機会ロスと廃棄ロスの両方の低減をめざす。

・消費期限・・・・・・・約1日半→約2日半
・全4アイテム・・・①「北海道男爵使用!ポテトサラダ」(税抜、以下同188円)
        ②「6種具材のお豆腐とひじきの煮物」(同188円)
        ③「コールスローサラダ」(同188円)
        ④「たことブロッコリーポテトのバジルサラダ」(同248円) 

 セブン-イレブンはまた、1219日から25日まで全国の店舗で、少人数でも楽しめるスイーツを発売する。クリスマスの特別企画として、チョコレートケーキで有名なトップス、岩手県の小岩井農場と共同して限定スイーツを開発した。

・『トップス監修ミルクチョコケーキ』(同648円)
・『小岩井農場まきばのチーズケーキ』(同398円)

 このほかセブン-イレブンでは、北九州市との「地域活性化包括連携協定」締結10周年を記念しての商品として、12月11日から北九州市内および近郊の221店舗で、ご当地オリジナル商品2品を約3週間の期間限定で発売する。

・『かしわうどん』(同420円)
・『こんがりチーズの焼カレー』(同398円)

 

ファミリーマート
①新業態「アーバン・ファミマ」を2月に開店
②沖縄ファミリーマートの新商品

 アーバンリサーチ(大阪市西区)とフランチャイズ契約を結び、両社のコラボ店舗「アーバン・ファミマ虎ノ門ヒルズビジネスタワー店」を来年212日にオープンする。
 出店場所は、グローバルビジネスセンターとして再開発が進む虎ノ門ヒルズエリアに新たに誕生する「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」の2階。「サスティナビリティ」をキーワードに、都市型ワーカーに向けて、新しいライフスタイル提案型のリアル店舗を目指す。店舗プロデュースは生活スタイル研究所(東京都渋谷区)で、店内什器などに再生・再利用素材を使うなど、環境に配慮した素材を用いた“サスティナブルデザイン”を採用する。
 店内は、大型イートインスペースを境に、働く時間を支援する“WORK TIME SUPPORT”をコンセプトとした「ファミマエリア」と、“PERSONAL LIFE SUPPORT”をコンセプトとした「アーバンリサーチエリア」に分かれる。「ファミマエリア」は、中食の充実、導入サービスの拡張、イートイン・caféBook、お土産をコンセプトとした売場づくりを行う。

・所在地・・・・・東京都港区虎ノ門1171
・店舗面積・・・95.8坪(アーバン・ファミマ)/イートイン38

 業績好調で知られる沖縄ファミリーマートは、山芳製菓(東京都板橋区)と共同開発した商品「ポテトチップス ゴーディーズオールドハウス ダブルチーズバーガー味」(税込138円)を、123日から発売した。

 

ローソン
①中部地区で“ベビースター”とコラボ
②GODIVA監修のショコラメニュー

  中部地区約1,650店舗で、三重県に本社を置くおやつカンパニーとコラボレーションしたベーカリー「ベビースターのせちゃいました もんじゃ焼き風パン」(税込145円)を、123日に発売した。今年7月、「ベビースターラーメン」とコラボした、店舗のフライヤーで揚げたファストフーズ商品を全国で発売したところ、30代から40代の女性を中心に支持されたことを受けての開発・発売。

 ローソンはまた、1210日からGODIVA監修のショコラメニュー5品を全国で発売する。“ガトーショコラ”や“ショコタルト”、ホットミルクに入れてとろけ出したチョコレートを味わう“メルティショコラ”、コラボ初となるベーカリーやアイスクリームなど。

 ローソンではこのほか、年末のチキン・ニーズに応えた2品を12月3日から全国で販売。骨抜きにして食べやすさにこだわった「黄金チキン ローストレッグ」(税込298円)と、スパイスが特徴の「黄金チキン 骨つき」(税込240円)を、123日から全国で発売。

ローソンストア100
新商品4品追加で全32種類となった「100円おせち」

  1225日から発売する。「100円おせち」は、2018年度が前年比130%となる約115万個を販売し、過去最高の伸びをみせた商品。今年は新たに、「豚の旨煮」、「お煮しめ」、「海鮮サラダ」、「くるみ甘露煮」の4品を追加し、全32種類で展開する。

 

ミニストップ
新商品「ちまき(湯葉巻き)」が登場

  ミニストップは、中華まんスチーマーで展開する新商品「ちまき(湯葉巻き)」(同140円)を、126日に発売した。大きくカットした鶏肉と豚肉をじっくり煮込み、旨みたっぷりの煮汁を染み込ませたもち米ともちもちの食感が特徴。肉ともち米を湯葉で包み、スティック状にして食べやすい仕様にした。

 ミニストップはまた、「グリルチキン(照り焼き)」を全国発売。クリスマス定番のローストチキンレッグの味付けをベースにした、幅広い層に親しまれる「照り焼き」のチキンだ。皮面に焼き目を入れることで香ばしさが加わり、見た目もおいしく、食欲をそそるような仕立にした。

 

コミュニティ・ストア
スマホ充電器のレンタルサービスを開始

 125日からINFORICHの「ChargeSPOT」を設置し、スマホ充電器レンタルサービスの実験導入を開始する。ほぼすべてのスマホに対応可能な充電器のレンタルサービスで、外出中の急な充電ニーズに対応する。利用者は「ChargeSPOTアプリ」をダウンロードし、バッテリースタンドの画面に表示されるQRコードをアプリで読み取り、バッテリーを借りる仕組み。首都圏および関西圏の6店舗で導入する。レンタル開始後、7日間を超えた場合の料金は2,280円(同)。

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