週刊コンビニニュース ファミリーマート、FC契約時の必要資金150万円に引き下げで新規加盟につながるか?

ダイヤモンド・チェーンストア編集部
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ファミリーマート 1週間のコンビニに関するニュースをまとめた『週刊コンビニニュース』。1978年に千葉県船橋市にFC1号店をオープン後、42年を経たファミリーマートが、新規加盟に際し契約時必要資金を半分とする決定を行った。コンビニエンスストアは店舗数が高密度となり、近年は人手不足や長時間労働などの労務問題が加わり、営業継続のハードルが高くなってきている。今回の必要資金引き下げによって、加盟店の営業継続の支援につながるかは疑問だが、新規加盟の増加には効果がありそうだ。(11月26日から12月2日のニュースをまとめました)

①ファミリーマート
新規加盟時の「加盟金」と「開店準備手数料」を廃止

 新規加盟についての取り組みとして、契約時に必要な資金300万円(税抜・以下同)のうち、「加盟金」(50万円)および「開店準備手数料」(100万円)を廃止する。
 実施は202021日から。今回の決定により、契約時の必要資金は、元入金(両替金・商品代金の一部)の150万円のみとなる。ファミリーマートは、全国の加盟店とともに成長・発展していくことをめざし、今年4月に加盟店支援の「行動計画」を策定。1114日には、「新たな加盟店支援及び本部の構造改革」を決定した。今回の措置は、この決定を踏まえたものとなる。

②セブン-イレブン
仙台市などと社会福祉貢献活動に関する協定を締結

  1127日に仙台市社会福祉協議会・仙台市と、28日に三重県社会福祉協議会・三重県と、『商品寄贈による社会福祉貢献活動に関する協定』を締結した。店舗の改装時などに発生する在庫商品の一部を寄贈し、食品ロス削減への対応や社会福祉貢献活動に役立てる。寄贈品については、社会福祉協議会を通じて、支援を必要とする個人・世帯・障がい者などの当事者団体、ボランティア・NPO法人などの福祉活動団体、子ども食堂などに提供される。

③ファミリーマート
11
種類のスマホ決済サービスが利用可能に

  現在、7種類のスマホ決済サービスを行っている同チェーンは、123日から「au PAY」、「J-Coin Pay」、「ゆうちょPay」を新たに追加し、来年2月には「pring(プリン)」を導入。合計11種類のスマホ決済サービスができるようにする。

 また、ファミリーマートでは、「ファミペイ」と「dポイント」との連携開始を記念した共同キャンペーン「ファミリーマートでdポイント最大20%還元キャンペーン」を、123日から25日まで全国で実施する。付与されるポイントはdポイントで、ファミペイにdポイントカードが登録されていることが条件。また、ドコモキャンペーンサイトからのエントリーが必要となる。 

④ポプラ
「生活彩家 弁護士会館店」オープン

 東京都千代田区霞が関の弁護士会館地下1階に、1127日にオープン。需要の高い中食をはじめ、デザートや菓子などを主力に、来館者や館内の職員を対象に営業展開していく。

 

⑤セブン-イレブン
高品質サワー3種類をサントリーと共同開発

  セブン&アイホールディングスのPB商品「セブンプレミアム」から1126日、素材と製法にこだわった高品質のサワー3種類を全国の酒類取り扱い店舗で発売した。果実感を引き出すため、果実酒と果汁を組み合わせ、それぞれの味わいに最適な蒸留酒を合わせることで、香り高く余韻のある味わいに仕上げた。セブンプレミアムのサワーとして初のサントリーとの共同開発商品となる。

・『セブンプレミアム PREMIUM BAR』シリーズ(華やかレモン、芳醇赤ぶどう、香るグレフル)/各140円(税込)

 

⑥ファミリーマート
デザートNO.1「スフレ・プリン」に新商品ほか

 人気アイスの「たべる牧場ミルク」とコラボした「たべる牧場スフレ・プリン」(税込288円)を、1126日から順次全国発売。「スフレ・プリン」は昨年11月の発売以来、ふわふわの食感のスフレ・とろける食感のプリンが同時に楽しめるスイーツとして好評となり、ファミリーマートのデザートNO.1の商品となっている。今年4月に“ストロベリー”、6月に“まっ白ミルク”、9月に“ティラミスカフェ”を発売し、累計販売個数1,550万個を突破した。「たべる牧場スフレ・プリン」は、プリンに北海道産牛乳を50%使用した。

 ファミリーマートはまた、京都府・滋賀県・大阪府内で働くストアスタッフが発案した弁当「大人が食べるお子様ランチ」(税込550円)を、関西地域24県の約2,600店舗で発売する。123日からの期間限定発売。約500店舗の加盟店を対象としたストアスタッフへのアンケート結果に基づき、「みんなが懐かしく感じて、大人が食べても満足できるお子様ランチ」をコンセプトに、ストアスタッフ代表の約300名と討議・試食を経て、発売を決定した。

⑦ローソン
「赤から」監修の2品など味にこだわった新商品を発売

 中部地区の約1,650店舗で、愛知県発祥で甲羅が全国で280店舗以上を展開する「赤から」監修の「赤から監修 赤からおにぎり」(税込148円)、「赤から監修 10品目の旨辛スープ」(税込330円)、「赤から監修 チーズドリア」(税込450円)を、1126日から発売した。「赤から」の名物料理の赤から鍋をイメージし、特徴となっている、ほどよい辛さと旨さを再現した。

 ローソンはまた、1126日に九州地区1,364店舗で、ふくやの卸用ブランド「鱈卵屋」の「めんツナ」使用の「めんツナチーズ焼きおにぎり」(税込145円)、「めんツナチーズホットサンド」(税込280円)、「めんツナトルティーヤ」(税込399円)、「めんツナチーズソフトフランス2個入り」(税込130円)を発売した。今回の商品は、明太子味・まぐろ漬けの「めんツナ」を使用したおにぎり、サンドイッチ、トルティーヤ、ベーカリーの4品で、めんツナ特有の「旨辛」味が楽しめる。

⑧ミニストップ
大人気の“酪王”コラボの菓子パン第8

 福島県で長年愛されている“酪王”ブランドのカフェオレを使用したオリジナル菓子パン「酪王カフェオレシューロール」(税抜118円)を、九州エリアを除く全国の店舗で1126日に発売した。パン生地にシュー生地を絞って焼き上げたパンに、酪王カフェオレを使用したクリームとホイップクリームをたっぷりサンドした。

 

 

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