合意なき離脱なら生鮮食品供給に必ず打撃=英セインズベリーCEO

ロイター
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セインズベリー店舗の様子
9月13日、英スーパーマーケット大手セインズベリーのマイク・クーペ最高経営責任者(CEO)は、英国が合意のないまま欧州連合(EU)から離脱すれば、港湾施設で輸送に遅延が発生し、生鮮食品の供給に混乱が生じることは回避できないとの見方を示した。写真はセインズベリーの棚に果物を積む従業員。イギリスのレッドヒルで昨年3月撮影(2019年 ロイター/Peter Nicholls)

[ロンドン 13日 ロイター] – 英スーパーマーケット大手セインズベリーのマイク・クーペ最高経営責任者(CEO)は13日、英国が合意のないまま欧州連合(EU)から離脱すれば、港湾施設で輸送に遅延が発生し、生鮮食品の供給に混乱が生じることは回避できないとの見方を示した。

クーペCEOはBBCに対し、10月末のEU離脱はスーパーマーケットにとって最悪の時期だと指摘。倉庫はクリスマス用の商品で既にいっぱいになり、また新鮮なサラダの供給の多くは南欧に移っていると説明した。

食品供給の混乱が回避できる計画は策定されているかと質問されると、「強く反対する。過去に起きたことがないという理由から、必然的に混乱が生じるというのが現実だ」と述べた。

他のスーパーマーケット大手のトップは12日、合意なき離脱となった場合に英国ではトイレットペーパーなどの生活必需品が不足する可能性は低いとした上で、一部の果物や野菜は不足し価格が上昇するかもしれないとの見方を示した。

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