週刊スーパーマーケットニュース コープさっぽろ、「キャッシュレス・消費者還元事業」登録ならず

ダイヤモンド・チェーンストア編集部
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1週間のスーパーマーケットに関するニュースをまとめた『週刊スーパーマーケットニュース』。10月からの消費税アップにともない、「キャシュレス・消費者還元事業」も施行されるが、コープさっぽろの加盟店登録申請が経産省から却下されたという。「キャシュレス・消費者還元事業」が消費者にメリットをもたらすものと考えるなら、企業規模の大小は無関係ではないだろうか。消費者の購入場所の選択にブレーキをかけるような施策は好ましいとは思わない(9月6日から12日までのニュースをまとめました)。

キャッシュレス決済

① バロー
「正家店」を移転新設

 9月13日、「スーパーマーケットバロー正家店」を岐阜県恵那市に移転新設する。恵那市役所から南へ500mに位置し、約2万3,300世帯・6万1,000人を商圏として想定した。
移転新設によって売場面積が約210坪ほど拡大し、精肉売場を広く取って品揃えを充実させるなど、特徴を際立たせたカテゴリーを連続的に配置し、魅力ある店づくりを目指した。生鮮部門を中心に、鮮度・品質にこだわった商品を求めやすい価格で提供しながら、圧倒的な支持が得られるよう、商品力の強化に一層取り組んでいく。

  • 所在地・・・・・岐阜県恵那市長島町正家526-9
  • 敷地面積・・・SC全体1万9,813坪(SM売場679坪)
  • 従業員数・・・社員15名、パートタイマー65名

② マックスバリュ北海道
「若松店」オープン

 9月27日、北海道函館市若松町に「マックスバリュ若松店」をオープンする。地域のニーズに応えるため、鮮度にこだわった商品、地元で馴染みの味、また惣菜や焼き立てパンなどの即食商品を豊富に品揃えする。
同店は、JR函館駅から約400mの立地で、周辺にはホテルが立ち並び、国内外からの観光客やビジネス客が多い地域。そのニーズに応えるべく、土産に適した商品を多数品揃えするほか、海外からの利用客のために免税販売を行い、外貨両替機も設置する。さらに、店舗2階には約95席のイートインスペースを設け、買物後の休憩、ランチタイム、夕食の場としても利用してもらう。

  • 所在地・・・・・北海道函館市若松町25-1
  • 店舗面積・・・595坪(イートインスペース含む)
  • 駐車台数・・・53台
  • 従業員数・・・100名

③ ライフコーポレーション
「箕面桜ヶ丘店」オープン

 ライフコーポレーションは「箕面桜ケ丘店」を9月11日オープンした。産地にこだわった鮮度抜群の生鮮食品を品揃えし、安全・安心な商品を提供する。また、地元・箕面市や北摂地域で人気のクラフトビールやスイーツなども取り扱った。

  • 所在地・・・・・大阪府箕面市桜ケ丘1-3-25
  • 売場面積・・・281坪
  • 売上目標・・・15億円
  • 駐車台数・・・69台
  • 従業員数・・・社員15名、パートナー40名

ライフコーポレーションはまた、首都圏で、抽選で8,000名を招待する大型イベント「ライフフェスタ2019」を、9月21日に開催する。首都圏での開催は初。会場となるパシフィコ横浜(Bホール)を店舗に見立て、ライフのおすすめ商品の紹介やララピーとのふれあいコーナー、約150社のメーカー各社の一押し商品の試食やサンプルプレゼントなど、ライフの魅力をアピールする企画を多数用意する。

④ コープみらい
『コープみらいフェスタinさいたまスーパーアリーナ』開催

 コープみらい、コープデリは10月20日、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)で、家族で楽しめるイベント『コープみらいフェスタinさいたまスーパーアリーナ』を開催する。組合員だけでなく、一般も参加できる。昨年は、4万5,000人の来場者でにぎわった。当日は、『健康フェスタ』、『埼玉県物産観光フェア』、『国際フェア2019』によるイベントも同時に開催。4イベントで約180の取引先や団体が出展。昨年以上の来場者が見込まれる。

⑤ サミット
「サミットカップ2019」実施&沖縄サンゴ礁再生活動支援の募金贈呈

 サミットは、メーカー8社によるトーナメント方式の対決企画を9月18日から実施する。取引先8社のトップが自社製品を使ったおすすめメニューを持ち込み、チラシ上で対決する企画。取引先がおすすめメニューを提案し、顧客に店舗またはツイッターで投票してもらう。チラシでのトーナメントは、9月18日から10月19日の間に計3回実施する。最後に勝ち残った取引先が「サミットカップ」を手にし、チラシ10月30日号で優勝凱旋セールを実施する。
サミットはまた、7月に開催した「にふぇーでーびる20年!サミット沖縄フェア」で販売した対象商品95アイテムの売上金額約277万円のうち140万円を、環境保全活動の一環(沖縄のサンゴ礁再生の移植活動)として、海への還元代行業を行っている(有)海の種に贈呈した。「沖縄フェア」は、沖縄県とサミットとが「ゆいまーる協定」を締結後、今回で5回目の開催となる。

⑥ ハローズ
レジ袋収益金を寄贈

 兵庫県姫路市内の夢前台店・東姫路店・広畑店の3店舗で、昨年4月1日から今年3月31日まで販売したレジ袋収益金約17万円のなかから車椅子3台を購入し、姫路市社会福祉協議会へ寄贈した。差額は姫路市に寄付された。

⑦ ベルク
障害者雇用優良事務所として大臣表彰を受賞

 9月3日、「令和元年度 障害者雇用優良事務所等表彰における厚生労働大臣表彰」を受賞した。障害者雇用に対して着実に取り組み、また各事業場においても貴重な人材として活躍していることが評価され、その功績が認められた。

⑧ コープさっぽろ
認められなかった「キャッシュレス・消費者還元事業」登録

 10月から施行される「キャッシュレス・消費者還元事業」について、本事業の基準に則って加盟店登録を申請していたが、経済産業省から「実質的に大企業と同視できるような事業規模」と判断され、登録が認められないと通知された。

⑨ U.S.M.Holdings
3社共同で「感謝祭」

 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスのグループ3社(マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東)が9月6日から9日までの4日間、「感謝祭」を実施した。「なまら美味い!北海道」をテーマに、3社のバイヤーが厳選した旬の海の幸や、北の大地で育ったじゃがいもやミニトマト、北海道ならではの銘店・銘菓の味をお買得価格で提供した。

⑩ ヤオコー
「500万ポイント山分けキャンペーン」

 9月7日から30日の間、ネット会員でヤオコーカードを使って対象商品(店舗で取り扱うビール・発泡酒・新ジャンル全商品)を、合計1,000円以上(税抜)購入して応募できるキャンペーンを実施。抽選で、1等は500名にカード3,000ポイント、2等は1,000名にカード1,000ポイント、3等は5,000名にカード500ポイントが付与される。

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