週刊コンビニニュース セイコーマートが顧客満足度4年連続トップに!

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1週間のコンビニに関するニュースをまとめた『週刊コンビニニュース』。自治体との包括連携協定に基づく商品開発、様々なバーコード決済サービスの開始が、目立って多くなってきた。前者は地域をより意識した動き、後者は速さ・便利さを感じさせる動きだが、これに顧客満足度が加われば、CVSは再び強い業態として認識されることになるのだろうか(625日から71日のニュースをまとめました)。

①セコマ
顧客満足度調査4年連続トップ

 日本生産性本部サービス産業生産性協議会は625日、JCSI(日本版顧客満足度調査)の2019年度第1回調査の結果を発表。セイコーマートが堂々の1位に輝いた。

 JCSIは、年6回に分けて36業種、計約400社の企業・ブランドの調査を実施。第1回は、CVSや飲食、カフェなど6業種、計75社の企業・ブランドを対象とする。12万人以上の利用者からの回答をもとに行う、日本では最大級の顧客満足度調査のひとつとされる。

 CVSでは、1位がセイコーマートでスコアは76.32位セブン-イレブン69.73位ミニストップ68.14位ローソン67.6、となった。セイコーマートは連続4年、1位に輝いた。

 

②ファミリーマート
オールインワンのアプリ「ファミペイ」誕生

 クーポンもポイントも決済も、ワンストップで体感できる便利でお得なバーコード決済付きスマートフォンアプリ「ファミペイ」の展開を、71日から開始する。

 これまで利用者が行っていたポイントカードやクーポンの提示、代金支払いを、「ファミペイ」上で完結できるオールインワンのアプリで、“お財布レス”で買物ができるようになる。また、ファミペイ上でもバーコード決済「Fami Pay」のサービス提供を利用できるようになった。さらに、全国で約1,000台導入しているセルフレジでも、「Fami Pay」を含むバーコード決済が可能となる。

 

③セブン-イレブン
決済サービス事業者3社合同で還元キャンペーン

 『PayPay』、『メルペイ』、『LINE Pay』の3社合同による『最大20% 戻ってくる!キャンペーン』を全国で実施する。711日から21日まで。

 決済サービス事業者3社合同による還元キャンペーンは、今回が初めて。同時に、セブン&アイ独自のバーコード決済サービス『7 Pay』では、『無料クーポンキャンペーン』を期間限定で実施する。

 キャンペーン期間中に、『PayPay』、『メルペイ』、『LINE Pay』のバーコード決済で支払うと、それぞれ支払金額の20%還元を実施するもので、各社は1,000円相当を上限として還元。第2弾の3社合同キャンペーンは、812日からの実施を予定している。

 『7 Pay』のキャンペーンは71日から10日までで、期間中に『7 Pay』を登録すると「おにぎり1個」の無料クーポンを、さらに1,000円以上のチャージで「おにぎり1個」の無料クーポンをプレゼントする。第2弾は722日から31日までを予定。おにぎり1個を「セブンカフェ1杯」の無料クーポンに変えてプレゼントする。なお、おにぎりは税込160円未満、セブンカフェはブラックレギュラーが対象となる。

 

④セブンーイレブン
寄贈品に関する協定締結

 愛知県、愛知県社会福祉協議会と『商品寄贈による社会福祉貢献活動 寄贈品に関する協定』を、627日に締結した。改装時に発生する在庫商品の一部を、愛知県社会福祉協議会に寄贈し、社会福祉貢献活動に役立てる。寄贈品は、協議会を通じてボランティア・NPO法人などの福祉活動団体、社会福祉に関係する施設、支援を必要とする個人の世帯などに提供される。

 

⑤ミニストップ
71日から「ゆうちょ Pay」開始

 ゆうちょ銀行が提供するスマートフォン決済サービス「ゆうちょ Pay」を国内店舗で導入する。「ゆうちょ Pay」は銀行口座直結型のスマホ決済サービス。ミニストップは決済手段多様化への対応として、2018年12月から順次、バーコード決済の導入を進めてきた。

 

⑥セコマ
野菜不足解消を支援

 624日から721日まで、北海道健康促進計画「すこやか北海道21」の取り組みのひとつとして、「野菜を食べようキャンペーン」を実施する。北海道に協力したキャンペーンで、今年は9回目、通算で19回目となる。2018年は2015年比で約1.5倍の野菜摂取の促進につながった。野菜、海藻、きのこ類を40g以上使用した商品55アイテムがキャンペーンの対象。

 

⑦セブンーイレブン
『藤枝朝ラー軒公認 冷たい中華そば』発売

 静岡県藤枝市および隣接する市町村の94店舗で、藤枝市ならではの食文化を商品化した『藤枝朝ラー軒公認 冷たい中華そば』を7月2日から発売する。同市との包括連携協定締結1周年を記念しての発売で、藤枝市の「朝ラーメン」を商品化した。税込399円。

 

⑧ファミリーマート
「冷し中華」盛夏向けに刷新

 人気の高い冷し中華3種類を刷新し、625日から沖縄県を除く全国で発売した。麺は、つるみを重視した配合の外麺帯、もちもち食感の内麺帯、しかも外麺帯が内麺帯を包み込むようにしたことでつるみを向上させた。スープは、チキンの旨みを強くするとともにレモン果汁を増やし、さっぱりとした酸味のあるスープに改善した。ごまだれは、りんご果汁を増やすとともに甘みを押さえた。

・炙り焼チャーシューの冷し中華 480円(税込)
・具だくさんミニ冷し中華 350円(同)
・練ごまのコク冷し中華 480円(同)

 

⑨ローソン
幸楽苑監修のたんめんや名店コラボ商品を発売

 ローソンは、山形、宮城、福島の東北3県の526店舗で、幸楽苑監修の「冷し味噌野菜たんめん」(税込530円)を、625日から722日までの期間限定で発売する。幸楽苑で人気の「味噌野菜たんめん」を冷しにした商品で、1食で2分の1日分の野菜が摂れるよう、5種類の野菜を盛り付けた。幸楽苑監修の商品の発売は、今回で3回目。

 ローソンはまた、72日から中四国地区の1,473店舗で、各県の食材を使用した商品や当地ならではのメニュー、地元の名店とコラボした商品、地区のローソン店舗の店員が考案した商品など計44品を発売する。そのうち7品は、広島、岡山、愛媛の3県内での買い上げ1品につき2円を、発生から1年を迎える昨年7月の豪雨災害の義援金として、店舗所在地の日本赤十字社を通じて各県に届けられる。

 

⑩ミニストップ
炭火焼鳥に「ねぎま」を追加

 「もも」、「かわ」に加えて「ねぎま」を新しく投入する。628日からの順次発売。たれは甘めの醤油だれを使用し、肉本来の旨みをさらに引き立てた。3品とも税込128円。

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