[東京 1日 ロイター] – 国税庁が1日発表した2019年分の路線価(1月1日時点)は、全国平均で前年比1.3%上昇となり、18年の同0.7%上昇から伸び率が拡大した。前年比のプラスは4年連続。
47都道府県のうち、前年比で上昇したのは19都道府県で、昨年の18都道府県から増えた。このうち沖縄県は同8.3%上昇と前年に続いて全国で最も高い上昇率を記録した。一方、下落は27県で、昨年の29県から減少した。横ばいは1県だった。
沖縄県に次いで上昇率が高かったのは東京都の同4.9%上昇、宮城県の同4.4%上昇、福岡県の同3.6%上昇、京都府の同3.1%上昇の順。
都道府県庁所在地の最高路線価をみると、上昇は33都市と前年と同数だった。下落は鳥取市のみで、横ばいが13都市。路線価のトップは引き続き東京都中央区の銀座中央通りで、1平方メートル当たりで4560万円だった。
= 都道府県庁所在地都市の最高路線価 =
= 1平方メートル当たり、単位万円、カッコ内は前年比上昇率 =
1:東京都中央区銀座5丁目 銀座中央通り 4560( 2.9%)
2:大阪市北区角田町 御堂筋 1600(27.4%)
3:横浜市西区南幸1丁目 横浜駅西口バスターミナル前通り 1160(13.3%)
4:名古屋市中村区名駅1丁目 名駅通り 1104(10.4%)
5:福岡市中央区天神2丁目 渡辺通り 787(12.4%)
(伊藤純夫)