[16日 ロイター] – ブルームバーグが関係筋の話として16日に報じたところによると、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)は、海外のスマホ出荷台数が40─60%縮小する状況に備えている。
同通信社によると、ファーウェイの「Honor 20」は英国やフランスなど欧州の一部地域で6月21日に発売されるが、売れ行きによっては、販売を打ち切る可能性もあるという。
同社の宣伝・販売担当幹部は、今年のスマホ販売が4000万─6000万台程度落ち込むことを想定している。海外での販売減少を補うため、中国国内のスマホ市場のシェアを最大50%獲得することを目指しているという。
この報道について、ファーウェイからのコメントは得られていない。
米政府は今年5月、安全保障上の懸念を理由に米国のサプライヤーが取引を行うことを禁止するリストに同社を加えた。
その時点でファーウェイの創業者、任正非氏は、米国の決定で同社の成長が鈍化する可能性はあるものの、若干の鈍化にとどまるとの見方を示していた。