週刊スーパーマーケットニュース
生鮮売場が最大規模の店をマックスバリュ西日本がオープン

ダイヤモンド・チェーンストア編集部
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1週間のスーパーマーケットに関するニュースをまとめた『週刊スーパーマーケットニュース』。顧客が米や食品の生産・製造過程を体験できる企画が増えてきた。スポット的なもの、長年の実績を持つものなど、その内容はバラエティに富んできているように感じる。小売業が商品の成り立ちを知る機会や見学の場を顧客に用意してあげることは、注目したい動きのひとつだろう。(5月24日~30日までのニュースをまとめました)

①マックスバリュ西日本
新店・海田店の生鮮売場は最大規模

 1982年に「安芸ニチイ海田ショッピングデパート」として開店以来、業態、屋号を変えながら35年にわたり営業を続けてきた同店が、2年の建て替え工事を経て「マックスバリュ海田店」として生まれ変わる。

 オープンは6月1日。1階が駐車場・駐輪場で、2階が売場となる海田店は、マックスバリュでは最大規模の売場面積を持つ生鮮売場が強みとなる。市場にいるかのような臨場感あふれる売場で、こだわりのある商品を品揃えした。

 また、加工食品やノンフーズ部門には、『健やか』、『美しさ』、『新しさ』、『楽しさ』の4つをキーワードに、ライフスタイル提案型の売場を設けた。

 焼き立てのパンや作り立ての惣菜をゆったり食べられる広々とした60席の「イートインスペース」、子供向けの「キッズスペース」も用意した。

  • 所在地・・・・・・・・広島県安芸郡海田町南大正町3-30
  • 駐車台数・・・・・・204台
  • 売場面積・・・・・・2,520.66㎡
  • 商圏・・・・・・・・・・約13万4,220人(約5万9,585世帯)

 

②マックスバリュ北海道
「ザ・ビッグ岩見沢店」リニューアル・オープン

 24日にオープンした岩見沢店は、2010年4月に「ザ・ビッグ」として業態変更した店舗で、今回のリニューアルでは、顧客が買い回りやすいように商品の配置を変更するとともに、要望が多かった商品の品揃えを拡充した。

 さらに、冷蔵・冷凍陳列ケースの入れ替え、トイレなどの店内設備の改装を実施し、より快適に買物ができるようにリニューアルした。

  • 所在地・・・・・・・・北海道岩見沢市2条東12-3-1
  • 駐車台数・・・・・・413台
  • 店舗面積・・・・・・2,740㎡

 

③マックスバリュ北海道
「あさひかわWAON」寄付金贈呈

 マックスバリュ北海道は、旭川市の一層の地域活性化と市民サービスの向上に協働して取り組みことを目的に、2015年に包括連携協定を締結。その一環としてWAON利用購入額の0.1%を31日、寄付金として旭川市に贈呈する。今回は、旭川動物園の魅力向上と中心市街地の賑わい創出に役立てる。寄付金の額は、イオン北海道と合わせて約330万円となった。

 

④マックスバリュ九州
九州のWAON寄付金は1,220万円

 マックスバリュ九州は、九州エリアでは全7県と包括提携協定を、11市と地域包括連携協定を締結している。ご当地WAONは「くまもと火の国WAON」、「熊本復興WAON」、「やつしろがめさんWAON」、「阿蘇千年の草原WAON」、「熊本・大分がんばろうWAON」の5種類で、約1,220万円を地域活性化に役立てる。寄付金贈呈式は25日、イオンモール熊本で行った。

 

⑤マックスバリュ東海
1日に5回配送の「ネットスーパー」

 マックスバリュ東海のネットスーパーは、2012年に熱海店でサービスを開始し、今回始める富士八幡店で5店目となる。同店を配送拠点とするネットスーパーは、富士市と富士宮市を配送エリアとし、1日に5回配送する。23日から受付を開始し、25日から配送を行っている。

 

⑥日本生協連
ラベルフィルム省いてプラ削減量約10トン

 プラスチックごみ削減への取り組み強化の一環として、ペットボトルにラベルフィルムをつけない『CO・OPラベルのない水(あずみ野)』を6月1日から発売する。

 今回、ペットボトルのラベルフィルムを省いたことで、1ケース当たりのプラスチック使用量を5.16g削減した。昨年1年間の出荷実績から換算した削減量は年間9.9トンにもなり、効果のほどが期待できる。

 商品名、サービスセンター連絡先、リサイクルマークなどを記載したタックシールのみをペットボトル本体に貼りつけるが、捨てるときはタックシールをはがすだけで分別が簡単にできる。中身は「CO・OPあずみ野の水」と同じ、北アルプス常念岳ふもとに広がる安曇野で汲み上げた天然水。1ケース(2ℓ6本入り)540円(税抜)。

 

⑦コープみらい
28年続く親子参加型の企画

 JA埼玉中央川島カントリーエレベーター(埼玉県比企郡川島町)で、組合員の親子41組160人が参加して田植え体験を行う「2019年度田んぼのがっこう・田植え」を開催する。

 「田んぼのがっこう」は、田植えから収穫までを経験する親子参加型の米作り企画で、全4回開かれる。第1回は6月9日。当日は、田植え経験をはじめ、家庭で稲の成長を観察できる『バケツ稲』のための苗を配布する。

 食について学ぶコープみらいの食育『たべる、たいせつ』の一環で、生産者の苦労や「食」の大切さ、環境について学ぶ機会として毎年、「田んぼのがっこう」などを開催。JA埼玉中央の協力を得て1992年から始まり、今年で28年目の開催となる。6月から11月まで米作りを通して、自然との触れ合いや収穫の喜びを親子で体験する。

  • 6月9日  田植え体験
  • 7月7日  稲の観察、生きもの探し
  • 10月6日  稲刈り体験
  • 11月10日 収穫祭

 

⑧ヤオコー
工場見学親子体験ツアーに20コースを用意

 店舗で販売している商品が、どんな材料で、どういうふうに作られるか、学校の授業では学べない、身近な「食品」のできる過程や企業の取り組みについて、親子で体験する工場見学ツアーを夏休みに実施する。実施期間は7月24日から8月22日。食品メーカーなどの工場を見学する20コースのツアーが用意され、参加費用は無料となる。合計親子740名を予定し、応募締切は6月17日。ヤオコーネットクラブの会員とその小学1年生から6年生の子供が対象で、1組1コース(ツアー)に限り応募できる。

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