米ターゲット、第1四半期の既存店売上高は4.8%増、EC売り上げ42%増と好調続く

ダイヤモンド・リテイルメディア社
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米ターゲット
ECの成長が既存店売上高を2.1ポイント押し上げた

 米ディスカウントストア大手ターゲットが、EC(インターネット通販)の売り上げを伸ばしている。同社が発表した2019年2〜4月期のEC売上高は前年同期比42%増となり、前年同期の28%増から一段と成長率が高まった。

 同社ではECで注文した商品を当日に店頭で受け取ることができる「オーダーピックアップ」サービスや、17年に買収した買い物代行企業「シップト(Shipt)」を通じた当日配送サービスを行っている。両サービスの利用がEC売上高の半分以上を占める。

 ECの利用増加により、同四半期の既存店売上高は4.8%増となった。ターゲットでは、ECの成長が既存店売上高を2.1ポイント押し上げたとしている。

 既存店の好調を背景に、営業利益も9.0%増の11億3500万ドル(約1248億円)となった。売上高は5.1%増の174億100万ドル、純利益は10.8%増7億9500万ドルだった。

 ターゲットは2年前からEC事業への集中的な投資を行っており、18年11月〜19年1月の四半期で、ECの売上高構成比は7.1%と、前年同期の5.2%から1.9ポイント増加した。

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