GDP輸入減で良くなってる面ある、消費税判断と解散は無関係=麻生財務相

2019/05/21 18:00
ロイター
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麻生太郎財務相
5月21日、麻生太郎財務相は閣議後会見で、前日公表された1─3月期の国内総生産(GDP)一次速報について「悪くない」とし、「日本経済のファンダメンタルズはしっかりした状況が続いている」と指摘した。写真はパリで演説する同財務相。7日撮影(2019年 ロイター/Benoit Tessier)

[東京 21日 ロイター] – 麻生太郎財務相は21日の閣議後会見で、前日公表された1─3月期の国内総生産(GDP)一次速報について「悪くない」とし、「日本経済のファンダメンタルズはしっかりした状況が続いている」と指摘した。一方、「輸入が減ってGDPが良くなっている面もある」とも説明した。消費増税の最終判断と、取り沙汰される衆院解散判断は「関係ない」と明言した。

市場の事前予想とは異なり2四半期連続のプラスとなった1-3月GDPについて「中国経済が理由で輸出がマイナスになり、設備投資が製造業を中心に先送りの感じがしないでもない」と指摘した。

中国の鉄鋼業が世界需要に匹敵する年間8億トンを作り続けているにもかかわらず「中国外で鉄鋼のダンピング販売の話が聞かれない」と指摘し、「中国の公共工事が活発化しているのだろう」と推察。その上で「短期的には景気の底割れを防ぐから悪くない」と述べた。

(竹本能文)

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