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週刊コンビニエンスストアニュース EV促進を手助けするファミリーマートの充電器高出力化

自動車メーカー各社は、CO2排出量を抑制する脱炭素社会に向け、脱ガソリン車・脱ディーゼル車を目標に電気自動車(EV)の生産に力を入れている。2030年には、ガソリン車とディーゼル車の生産数を、EV車が上回ることが予想されているが、バッテリー充電設備の整備、車体価格の高さ、航続距離の問題という3つの問題が懸念される。このうち充電設備の整備については小売業も参画できる領域で、駐車場に充電設備を設置するスーパーマーケットも出始めた。ファミリーマートも全国の約700店舗に充電器を設置しており、さらに2025年度までにはすべて高出力の機器に入れ替えるという。“地域のインフラ拠点としての店舗”を視野に入れた展開は、EV促進の手助けとなるか。(1月24日~30日のニュースをまとめました)

ファミリーマート
「肉弁当四天王」に新商品が登場

 ファミリーマートは1月24日、「ファミマルKITCHEN」の「肉弁当四天王」発売1周年を記念し、「ビーフ・ポーク・チキン!肉トリプル弁当」(税込678円)を発売。「肉汁じゅわっと!鉄板焼ハンバーグ弁当」、「香味野菜香る!特製だれの油淋鶏&炒飯弁当」、「やわらかお肉の特製とんかつ弁当」に続く新商品で、3種類の肉を一度に楽しめる商品にした。

 また、1月24日~2月13日には、上記4商品のご飯を20%増量して発売する。

バレンタインデーに向けた「チョコレートコレクション」の第一弾

 1月24日にはバレンタインデー向け商品を、「チョコレートコレクション」第一弾として発売。サステナブルなチョコを使用した「ケンズカフェ東京」の商品や、昨年も好評だった「niko and…」監修のギフト商品を販売。ほかにも、「コンビニエンスウェア」の新作として、「LOVE」「YES」というメッセージのロゴ入り今治タオルハンカチを併せて発売する。

電気自動車用急速充電器を新型に入れ替え

 1月23日には、e-Mobility Power(東京都)と共同で、店舗に設置している電気自動車用急速充電器を100kW級や50kW級の高出力機器に入れ替えることを発表した。さらに、充電ニーズの高い店舗については2台同時充電が可能な新型機種も設置していく。1月24日からサービスを開始した「千葉大宮インター店」(千葉県千葉市)を皮切りに、2023年度は約220店舗で入れ替えを行い、2025年度をめどに完了する。

 ファミリーマートは、地域のインフラ拠点として店舗への急速充電器の設置を進めており、現在は全国で約700店舗が設置している。通信プロトコルが世界標準規格OCPPに対応していることから、簡易な不具合であれば、スタッフが現地に駆け付けることなく、遠隔操作で復旧できるようになる。

JA女性組織と共同開発したおむすび3品

 1月31日からは、群馬県・福井県・京都府のJA全国女性組織協議会に所属するJA女性組織と共同開発したおむすび3種類を、関東地方、関西地方の一部店舗、新潟県、三重県、福井県、富山県、石川県で発売する。

処方薬の店頭受け渡しサービスの対象店舗を拡大

 2月1日には凸版印刷の子会社おかびファーマシーシステム(東京都)と協業し、ファミリーマートの店舗で処方薬を最短翌日受け取れるサービス「ファミマシー」(送料・手数料無料)の実施店舗を、東京都約2400店舗から、埼玉県・千葉県・神奈川県を加えた約4500店舗に拡大する。

 「ファミマシー」の利用には「とどくすり薬局」へ会員登録をし、受診医療機関での「とどくすり薬局」利用を伝えることが必要。医療機関から薬局に直接処方箋が届けられるため、利用者が調剤薬局に処方箋を直接持ち込む必要がなくなり、24時間いつでも処方薬を受け取ることができる。

ローソン
近畿地区初の「LAWSONマチの本屋さん」

 ローソンは1月27日、「ローソン神戸ジェームス山店」(兵庫県神戸市)を「LAWSONマチの本屋さん」としてリニューアルオープンした。これは、日本出版販売と連携して展開する書店併設型店舗で、今回のオープンで6店舗目(地域の書店とのコラボ型店舗を含めて計26店舗)。

 店舗では、おにぎり、弁当、ベーカリー、デザート、飲料など通常のコンビニエンスストア商品約3500種類に加え、約3000タイトルの本や雑誌を取り扱っている。売場面積87坪のうち書店部分は15坪だ。

東北初の「LAWSONマチの本屋さん」

 2月1日には東北初の「LAWSONマチの本屋さん」をオープンする。「ローソン田子町店」(青森県三戸郡)をリニューアルした書店併設型の店舗で、92坪の売場面積のうち22坪を書店部分に充てた。約6000タイトルの本と雑誌の取り扱いを行う。

ゴディバ監修のスイーツとベーカリーを販売

 1月24日からは、ゴディバ監修の「ショコラテリーヌ」(税込376円)、「ショコランド」(同376円)、「ショコラクイニーアマン」(同192円)、「ショコラメロンパン」(同235円)の計4品を発売している。

 ローソンは、ゴディバコラボのスイーツシリーズを毎年約10種類発売し、昨年の累計販売数はコロナ前の2019年に比べ、約1.8倍と大きく伸長している。

<東北地区>地元ラーメン店監修の2品

 1月31日には青森県八戸市の人気ラーメン店「らーめんふぁくとりーのすけ」が監修した「みそのすけ」(税込599円)と、福島県喜多方市の人気店「坂内食堂」が監修した「喜多方ラーメン」(同599円)を、東北エリアの店舗で発売する。

 東北エリアではこれまで、地元ラーメン店監修の商品が、通常のラーメンの5倍以上を売り上げるほどの効果を上げている。

<東北地区>「東北産米粉入りフレンチクルーラー」シリーズの2品

 1月31日からは青森県産のブランド米「青天の霹靂」の米粉を使用した「フレンチクルーラー ~みたらしホイップ~」(税込180円)と、福島県産のブランド米「天のつぶ」の米粉を使用した「フレンチクルーラー ~黒糖ホイップ~」(同180円)の2品を発売する。10℃以下のチルド温度帯で販売する商品で、フレッシュなクリームを楽しめる。

ミニストップ
「ハニーラテ」

 ミニストップは1月24日、アラビカ種のコーヒーに北海道産クリームで仕立てたまろやかなカフェラテを発売した。国産はちみつの風味豊かな味わいとコクがプラスされた、後を引くおいしさを味わえる。税抜178円。

「十勝ハッシュドポテト」

 1月27日には北海道十勝産じゃがいもを100%使用したひと口サイズのハッシュドポテトを発売。外はカリッと、中はザク切りポテトのしっとり食感が特長だ。税抜221円。

「抹茶ラテソフト」と「プレミアム宇治抹茶ソフト」

 1月27日には、宇治抹茶を使用し、ふんわりした香りとほんのり甘さがポイントの「抹茶ラテソフト」(税抜270円)、プレミアムバージョンとして宇治抹茶モンブランクリームと宇治抹茶パウダーをトッピングした「プレミアム宇治抹茶ソフト」(同370円)を発売した。

ポプラ
“ポプ弁”40周年の特別弁当

 ポプラは1月31日に看板商品“ポプ弁”が40周年を迎えたことを記念した弁当「ご愛顧感謝のお弁当」シリーズの第3弾として、「チキン南蛮&焼肉弁当(ポプ弁)」(税込646円)を発売した。一番人気のチキン南蛮とサイコロ状の焼肉をたっぷり詰め込んだ。