週刊スーパーマーケットニュース
5感に訴える!マックスバリュ中部の新店

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1週間のスーパーマーケットに関するニュースをまとめた『週刊スーパーマーケットニュース』。ゴールデンウイークを直前に控え、新規出店、セール開催、自然環境保全などのニュースが多く目につくようになった。商品づくりの面では、総菜部門強化への取り組みが、これまで以上に積極的になってきている。専門店に伍するまでになったスーパーマーケットの唐揚げにとどまらず、クオリティにおいて確実に消費者の評価と支持を得つつある。(4月19日~4月25日のニュースをまとめました)

 

①フードスクエアカスミ水戸西原店
地域一番の花屋さんを目指す

     茨城県水戸市では9店舗目となる水戸西原店のオープンは426日。カスミの店舗はこれで合計188店舗となる。売場面積2,535㎡、年商目標は16億円。青果部門は「地域一番の花屋さん」を目指したことが特徴。

     

    ②コープ府中車返(くるまがえし)店
    ライブ感を創出!

     アクティブシニア層、子育てファミリー層が多く住む商圏を意識し、簡便品や個食対応食品、子育て層を意識した商品を強化した売場づくりを行った。水産、惣菜、ベーカリー部門ではガラス窓が設置され、ライブ感を演出する売場がつくられた。25日オープン。売場面積は約950㎡。初年度年商目標は12.4億円。

     

    ③マックスバリュ森孝東店 
    5感を刺激する売場づくりめざした

     名古屋市守山区森孝東に25日にオープン。「清水屋藤ヶ丘店」の地下一階にテナントとして入居した。売場面積は1,610㎡。

     旬の色鮮やかな果物で視覚を刺激し、試食販売で味覚を刺激し、マイク放送で出来たて商品の案内を聴覚で刺激するなど、おいしい情報で楽しく買物をしてもらう工夫を施した。また、店内モニターを利用して、バランスの良い食生活を提案する「ちゃんとごはん」の取り組みも紹介。

     デリカ売場では、ごはんとおかずを選べる「マイチョイス弁当」を新発売し、ごはん4種・おかず4種の組み合わせで、16種類のバリエーションが楽しめるようにした。1日の3分の一の野菜(120g)が摂れる「おかずセット」も展開する。

     

    ④マックスバリュ平岡店
    総菜に重点おいた小型店

      4月27日、兵庫県加古川市平岡町にオープン。売場面積920㎡と小振りながら、総菜売場では人気の天ぷらや焼き鳥、新たに手造りおにぎりや「鉄板焼き」商品を品揃えするなど競合店との差別化を図った。また、店内で焼き上げた出来たてのパンをパン売場で、地元農家が提供する新鮮で旬の野菜を野菜売場で、魚売場では調理が苦手な顧客のために店内で調理した魚惣菜を提供する。

     

    ライフと平和堂
    「からあげグランプリ」で最高金賞!

     一般社団法人日本唐揚協会が行う「日本で一番うまい唐揚げ屋さん」を決める「からあげグランプリ」。今回が第10回目の記念大会となり、新たに「スーパー惣菜部門」が設けられた。

     同部門・東日本で最高金賞を受賞したのがライフコーポレーションの「純和赤鶏むね唐揚げ」。西日本では平和堂の「じゅわ旨!生姜香る鶏もも唐揚」が同じく最高金賞を受賞した。

     また、アークスグループのラルズが製造・販売する「漬込みザンギ」と、道北アークスが製造・販売する「北海道産鶏ムネ肉使用の塩ザンギ」が金賞に輝いた。

     

    ⑥関西スーパーマーケット
    『とくし丸』9号車発進

     関西スーパーマーケットの市岡店(大阪市港区)が、買物に不便さを感じる高齢者や体が不自由な顧客に向けて、移動スーパー『とくし丸』を開業した。2017年1月の中央店(兵庫県伊丹市)が1号車を開業してから拡大している。決められた3つのコースを毎週1~2回巡回訪問し、買物支援、見守り、防犯に役立てる。

     

    ⑦マックスバリュ西日本
    3社経営統合後初の合同セール

     31日に経営統合したマックスバリュ西日本、マルナカ、山陽マルナカが26日~28日の3日間、3社合同衝撃セールを開催する。経営統合後初の合同セールとなり、衝撃セールの第1弾は肉フェスタで、385店舗で実施する。

     

    ⑧マックスバリュ東海
    「駿河湾」で地域循環をアピール

     駿河湾をデザイン化した商品は、湾に面する11市町のいずれかで製造していて、ゆかりのある企業が参加。「静岡県が誇る駿河湾を未来に繋げるため」という共通の想いのもと共同で開発した。売上の一部を「駿河湾を守るための活動」に役立てるという地域循環型の取り組みでもある。17社の取引先と合計28種類の「駿河湾デザイン商品」を発売する。27日から。

     

    ⑨コープみらい
    親子で食育と自然を体験

     

     米づくりを通して「食育」を学ぶ「多古旬のお米くらぶ2019<田植え>」を28日に開催する。千葉県多古町の「しんのみくうかん」で開催され、米が食卓に並ぶまでの生産過程“フードチェーン”を学ぶ。食育への理解を深める場として、これまでも田植え、稲刈りなどの農業体験を実施している。生産者の思いや苦労、食べることの大切さを知ってもらう食育「たべる、たいせつ」の取り組みの一環。

     また、29日には「春の谷津田のいきものさがし」を開催する。千葉市に残る貴重な里山「大草谷津田いきものの里」(千葉市若葉区大草町)の自然に触れ、地域の環境保全、生物多様性について学ぶもので、「東邦大学大草田んぼ会」の学生ボランティアによる解説も行われる。

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