【いなげや】減損損失計上で19年3月期は最終赤字に転落、売り上げが低迷

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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いなげや
食品スーパーのいなげや(東京都立川市)は3月26日、減損損失計上で19年3月期は最終赤字に転落すると発表

 食品スーパーのいなげや(東京都立川市)は3月26日、2019年3月期の連結営業利益が前期比44.6%減の20億円になりそうだと発表した。同社は18年11月に通期の営業利益予想を36億5000万円から30億円に引き下げたが、その修正予想をさらに10億円下回る。

 野菜の相場安が続いている影響を受けたほか、下期以降は客数や買い上げ点数が伸び悩み、既存店売上高は2月までの累計で前年同期比2.1%減と低調に推移した。また、人手不足による運送費や人件費の増加が利益を圧迫した。

 連結売上高は従来予想を50億円下回り、前期比1.9%減の2500億円となりそうだ。

 また、一部店舗の収益力低下に伴い16億2800万円の減損損失を計上することから、純利益は17億円の赤字(前期は11億1400万円の黒字)に転落する見通しだ。

 今後は生鮮加工センターでの集中処理を進めて店舗の人件費を圧縮するなど、販管費の適正化に取り組み、収益改善を図る方針だ。

 

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