リオン・ドールがめざす「普段使いの冷食特化型スーパー」、好調最新店の新たなMDとは

ダイヤモンド・チェーンストア編集部
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冷凍食品大

福島県を中心に食品スーパー(SM)を70店舗展開するリオン・ドールコーポレーション(福島県/小池信介社長:以下、リオン・ドール)は、「冷凍食品特化型」新業態の「みんなの業務用スーパー Lynx(リンクス)」(以下、リンクス)を出店し、冷凍食品の販売を強化している。同店の商品政策(MD)をはじめとする売場づくりの様子をレポートする。

リンクス出店の背景とは

 福島県を中心に新潟県、栃木県、茨城県でS Mを展開するリオン・ドール。2021年に冷凍食品特化型の新フォーマットであるリンクスをオープンさせている。リンクスは、「冷凍だから、描ける未来がある。Power of Frozen」をコンセプトに掲げ、冷凍食品をエブリデー・ロープライス(EDLP)で販売する業態だ。品揃えの中心は冷凍食品だが、ほかにも刺身をはじめとした総菜や酒類、加工食品、飲料なども販売し、「日常使いされる」フォーマットの構築をもくろむ。

 出店の目的は、「冷凍食品市場の深耕」にある。コロナ禍で冷凍食品市場が成長し、食シーンも多様化しているなか、SM業態の「リオン・ドール」でも冷凍食品の売上が好調だった。しかし、SMでは冷凍食品の売場面積が限られているため、売り手側としてはベーシックな品揃え以外のMDを試しにくい、という課題があった。そこで、リオン・ドールは「冷凍食品特化型」フォーマットを出店し、「大容量」「即食」「専門店の味」「高齢層の食の少量化」「ハレの日向け」といったさまざまな価値を訴求する実験的MDを展開。そのうえでリンクスでの成功事例を、通常のSM業態に応用しようとしているのだ。

 21年5月オープンの「みんなの業務用スーパー リンクス年貢店」(会津若松市)を皮切りに福島県内に6店出店している。

 店舗の立地はさまざまで、商圏により異なる冷凍食品へのニーズを探るねらいがある。たとえば年貢店は、会津若松市の人口が集中する都市部への出店(商圏は半径約2km圏内)。30~40代の子育てファミリー層が多く住む商圏で、冷凍総菜、冷凍米飯など即食系の商品を多く販売する。一方で22年1月にオープンした「会津アピオ店」(会津若松市)は、郊外型の店舗で、商圏は半径7kmと広域に設定し、「大容量」の商品を充実させて、まとめ買いニーズに対応する。高齢者が商圏に多く在住する「川俣店」(伊達郡)では、冷凍煮魚などの魚介系商品や、冷凍和菓子など、高齢層に訴求するMDを採用している。

安積店の注目MD

「みんなの業務用スーパーリンクス 安積店」(福島県郡山市)
「みんなの業務用スーパーリンクス 安積店」(福島県郡山市)

 ここからは、

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