OniGOが直営からSMとの協業に切り替え 100店体制をめざすその戦略とは

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ネットスーパー

2021年6月に設立されたスタートアップ企業のOniGO(東京都/梅下直也社長:サービス名も同名)は、東京都心部を中心に最短10分で食料品や日用品を届けるクイックコマースを展開している。自前でのダークストアのほか、食品小売との提携拡大を進め、プラットフォーマーとしてのビジネスを推し進めていきたい考えだ。

足元の売上実績は前年同月の14倍に

OniGO梅下直也社長
梅下直也社長

 「2022年12月の売上実績は前年同月の14倍、過去最高の売上を達成した。比較数値が小さいとはいえ、1年前とは大きく異なる事業規模となった」。こう語るのは、OniGOの梅下直也社長だ。

 OniGOでは、配達可能地域に住んでいれば、直営のダークストアでの独自の品揃えのほか、提携している食品小売店舗の商品を購入できる。また、フードデリバリーのウーバーイーツ(Uber Eats)とも業務提携を締結。ウーバーイーツ上でOniGOの商品が注文できるようになったほか、ウーバーイーツの配達員がOniGO商品の配達も担う。

OniGOの配達に使っているバイクや自転車
配達に使っているバイクや自転車

 現在、OniGOの直営ダークストアは都内に4店舗ある。規模は店舗によって異なるが、23年1月に移転オープンしたばかりの「駒沢店」(東京都世田谷区)は200㎡ほどだ。

 そのほか、提携している食品小売としては、

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ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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