セブン&アイ、イオン25年2月期決算 再編加速するなか示した成長戦略とは

取材・文:北野 裕子 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)、上林 大輝 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)
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セブン&アイ・ホールディングス(東京都/井阪隆一社長:以下、セブン&アイ)とイオン(千葉県/吉田昭夫社長)が2025年2月期の通期決算を発表した。

セブン&アイはカナダのコンビニエンスストア(CVS)大手による買収提案や社長交代、イオンは国内食品スーパー(SM)のМ&A(合併・買収)やドラッグストア(DgS)事業の再編加速など、話題に事欠かない一年だった。二大流通グループの決算はどのような中身となったのだろうか。

セブン&アイHD本社
4月にはセブン-イレブン・ジャパンの永松文彦社長が退任、執行役員の阿久津知洋氏が社長に就任することも発表され、新体制で立て直しを図る

セブン&アイ

CVS事業不振で増収・営業減益純利益も大幅減

 セブン&アイの2025年2月期の連結業績は、営業収益が対前期比4.4%増の11兆9727億円、営業利益が同21.2%減の4209億円、経常利益が同26.1%減の3745億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同23.0%減の1730億円だった。

 減益の大きな要因となったのは、

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取材・文

北野 裕子 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

兵庫県出身。新聞社を経てダイヤモンド・リテイルメディアに入社し、ダイヤモンド・チェーンストア編集部に所属。

趣味は国内の海や湖を巡り、風光明媚な場所を探すこと。おすすめのスポットは滋賀県の余呉湖、山口県の角島大橋。

取材・文

上林 大輝 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

2000年生まれ。埼玉県出身。法政大学文学部英文学科卒業後、地方新聞社の営業職を経て株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。

流通小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部で執筆・編集を行う。

趣味はお笑い鑑賞、音楽鑑賞。一番好きなアーティストは椎名林檎。

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