ストア・オブ・ザ・イヤー2023を発表!今、行くべき店はこの店だ!

大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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ワンストップ、冷凍食品…今の消費者の心をつかむ

「三井ショッピングパーク ららぽーと堺」
商業集積部門1位「三井ショッピングパーク ららぽーと堺」

 商業集積部門では、1位が三井不動産(東京都)の「三井ショッピングパーク ららぽーと堺」、3位が同じく三井不動産の「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」と、「ららぽーと」の強さが際立つ結果となった。

 2位には、イオンタウン(千葉県)の「イオンタウン毛呂山」が、地域性、ワンストップ性を高めた近隣型ショッピングセンターとして支持された。

 「ららぽーと」が評価されたポイントが、消費者を引き付ける「体験価値」を提供している点だ。

 施設内に、屋内型スタジアムコートや複数のパークを設置するなど、買物にとどまらないさまざまな体験を可能にする施設づくりを実践している。

 専門店部門の1位はイオンリテール(千葉県)の「@FROZEN(アットフローズン)」だ。需要が伸長する冷凍食品に特化して、圧倒的な品揃えを提供し群を抜いて多くの票を得た。

「@FROZEN」
専門店部門1位「@FROZEN」

 続く2 位は大創産業( 広島県)の3つの業態を集積した「DAISO Standard ProductsTHREEPPY(スタンダード プロダクツ スリーピー)マロニエゲート銀座店」、3位はニトリホールディングス(北海道)の都内最大級の店舗「ニトリ池袋サンシャイン60通り店」と、都心で各社が総力を結集した店舗が名を連ねている。

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記事執筆者

大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士

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