地域で話題!ローカルスーパーが14社登場、“大手にはできない”強さの秘密とは?
地元スポーツチームとの販促企画を実施
グループのシナジーを生かして独自の商品構成を実現しているSMもある。首都圏と山陰地方に事業会社を持つさえきセルバホールディングス(東京都/佐伯行彦社長)は、茨城県産のさつまいもを山陰の店舗で取り扱うほか、境港のカニやマグロを東京の店舗で販売するなど、事業会社間で地域産品を“交流”させることで商品の流通量を増やし、地域活性化に貢献している。福岡県の電鉄系SMである西鉄ストア(秋澤壮一社長)では、同じグループのホテルのシェフと共同開発した高付加価値のレトルトカレーなど、話題性のある商品がヒットしている。
ユニークな販促施策で地域の支持を獲得している例もある。徳島県を本拠とするキョーエイ(埴渕恒平社長)は、地元のJ1サッカーチーム「徳島ヴォルティス」と連動した企画を実施。チラシには同チームの選手を登場させているほか、試合に勝利したときにだけ販売する寿司は毎回好評を博しているという。このような地元のスポーツチームとの協業も、地域に根差したローカルSMならではの施策といえるだろう。
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