コロナ禍で変わる、外食における飲酒のリアル 減った外食店での飲酒機会に潜在需要あり!?
店で飲酒する機会が
減った人は約8割!
ホットペッパーグルメ外食総研では、新型コロナウイルス(コロナ)感染拡大下での外食における飲酒機会の増減を調査した(調査時期2021年6月)。
まずコロナ禍以前(20年3月以前:以下同)の飲酒状況を聞いたところ、飲酒者・計は68.3%であった。飲酒者の飲酒頻度は「毎日」が14.3%、「週4~5回程度」が9.6%、「週2~3回程度」が14.3%、「週1回程度」が11.0%、「週1回未満」が19.1%と分散している。
非飲酒者では、「体質上飲めるが、健康上の理由で飲んでいなかった」が4.2%、「体質上飲めるが、健康上以外の理由で飲んでいなかった」が13.8%、「体質上飲めない」が13.3%、「コロナ前は未成年だった」が0.4%となっている。
性年代別では、60代男性で飲酒者・計が最も多く81.4%。頻度についても「毎日」との回答が32.1%と突出している。
一方、30代女性では飲酒者・計が58.4%と最も少なく、「体質上飲めるが、健康上以外の理由で飲んでいなかった」との回答が22.5%と多かった。妊活・出産・子育て世代であることが結果と関係している可能性もありそうだ。
次に、本題であるコロナ禍における「お店で飲酒する機会」の変化を聞いた。
その結果、全体では「減った・計」が78.9%にのぼり、一方で「増えた・計」は1.9%だった。圏域別では、首都圏で「減った・計」が80.3%と最も多かった。
性年代別で「減った・計」の割合が高かったのは、コロナ前の外食時の飲酒者割合が最も大きかった60代男性で87.6%。一方で73.2%と最も少なかったのは20代男性だった。この層は「増えた・計」は5.0%と最も多い結果となっている。