西友、店内植物工場での栽培品目や生産量を増やす、販売店舗も

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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プランツラボラトリーが開発した植物工場「プットファーム」の外観イメージ
プランツラボラトリーが開発した植物工場「プットファーム」の外観イメージ

 西友は、上福岡店(埼玉県ふじみ野市)と大森店(東京都品川区)に設置している植物工場での生産品目や生産量を増やした。近隣店舗での販売も58店舗に拡大した。

 西友は2020年2月に上福岡店、21年3月に大森店でプランツラボラトリー(東京都中央区)と東京大学が共同開発した植物工場システム「PUTFARM(プットファーム)」を導入した。運営はプランツラボラトリー子会社のLEAFRU(同)と西友が共同で行っている。

 両店ではグリーンリーフレタスの栽培・販売を行ってきたが、上福岡店では7月に生産レーンを増設。1日当たりの収穫量は従来の約1.5倍の360株となり、販売店舗は導入当初の4店舗から28店舗に拡大した。

 また、大森店ではグリーンリーフレタスに加えて、サラダミズナとサラダカラシナの栽培を開始、8月10日から販売を始めた。サラダミズナとサラダカラシナの販売は大森店のみだが、グリーンリーフレタスについては、近隣店舗での販売を従来の26店舗から30店舗に広げた。

 プットファームは一般的な植物工場に比べて軽装備で、導入コストを2分の1から3分の1に抑えられるのが利点。空きスペースの広さに応じて設置規模を調整できる。西友では、上福岡店と大森店以外でもプットファームの導入を進める予定だ。

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