オーケー、8月に「港北店」で 調剤薬局をオープンへ そのねらいとは?

2021/07/15 05:55
    大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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    「食品スーパーが取り逃している需要がある」

     20年末に行ったインタビューの際、オーケーの二宮社長は「ワンストップショッピングの需要は高まっており、ドラッグストア(DgS)に立ち寄らなくても生活必需品が揃う利便性を提供したい。DgS企業が業績を伸ばしているということは、食品スーパーで取り逃している需要があるはずだ」と述べている。

    オーケーはすでに一部店舗で大衆医薬品を販売しているが今後、処方薬にまで扱いを広げる。写真は「橋場店」(東京都台東区)
    オーケーはすでに一部店舗で大衆医薬品を販売しているが今後、処方薬にまで扱いを広げる。写真は「橋場店」(東京都台東区)

     このようにオーケーは食品以外でも利便性を提供し、地域になくてはならない存在になることで、さらなる支持獲得をめざしている。

    記事執筆者

    大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

    1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士

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