急成長中 ! メガネスーパーの移動式店舗が「低リスク・高リターン」の理由 !

2021/07/22 05:55
小内三奈
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メガネスーパーを運営するビジョナリーホールディングス(東京都/星﨑尚彦CEO)が2020年3月から稼働させている移動式店舗。現在、全国に330の実店舗を構えるが、今後は通常の店舗は立地を厳選して出退店を進め、移動式店舗の数を拡大させる。長引くコロナ、外出自粛が続く中で、「必要な人にメガネを届ける」ためにメガネスーパーがこだわっていることは何なのか。リアル店舗と移動式店舗をどのように両立しているのか。社長の星尚彦氏に聞いた。

移動店舗
老人ホームなども定期的に訪問する

「必要な人にメガネを届ける」、アイケアカンパニーとしての使命感

—長引くコロナによる影響により店舗への来店客が減る一方で、検眼機や加工機を積み込んだ移動式店舗での販売を強化されています。

 現在、超大型のトレーラーが1台、大型のハイエースのグランドキャビン10台が移動式店舗として稼働しています。いずれもリアル店舗と同等の視力検査ができる検眼機やレンズを削る加工機を備え、接客から商品のお渡しまでを完結できるようになっています。

コロナが流行し始めた昨年の春以降、私も移動式店舗でお客さまのところに何度もお伺いしていますが、「壊れたメガネをそのまま使っていたのよ」「買いに行きたくても行けなくて困っていた」という声をたくさんいただきました。私たちが販売しているのは、メガネやコンタクトレンズ、補聴器です。これがなければ生活できないという方がたくさんいらっしゃる。その意味でエッセンシャルワーカーに近い仕事だと、改めて身が引き締まる思いがしました。

—緊急事態宣言中、お店自体も開け続けたそうですね。

 当社のターゲットは、40歳以上のミドルシニア及びシニア層です。若い世代と違ってメガネは生活必需品ですから、感染対策を十分に行いつつ当初から一貫して時短営業を続けました。

一方で、高齢の方や施設に入所しておられる方は、感染リスクを考えるとなかなかお店に足を運ぶことができない。ECサイトでメガネを買う世代でもありません。「アイケアカンパニー宣言」を掲げる私たちが取り組むべきことは、「必要な人にメガネを届ける」こと。コロナ渦で店舗を開け続けるのも、移動式店舗を最大限に活用している理由もこれに尽きますね。

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