セブン&アイ、中期経営計画の発表を再度延期、米コンビニ買収問題で

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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7&iのロゴ
セブン&アイ・ホールディングスは17日、19日に予定していた中期経営計画の公表を延期すると発表した。写真は同社ロゴ、2017年1月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は5月17日、中期経営計画の発表を再度延期すると発表した。米石油精製大手のマラソン・ペトロリアムのコンビニエンスストア事業買収について、米連邦取引委員会(FTC)の一部委員が反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いがあるとの声明を出したことが要因。

 同社は5月19日に中期経営計画を発表する予定だった。当初は4月の発表を予定していたが、買収に関するFTCの認可手続きが遅れていることを理由に延期した経緯がある。

 セブン&アイHDは米子会社の7-イレブン・インク(SEI)を通じて、マラソン・ペトロリアムのコンビニ事業「スピードウェイ」を買収する手続きを進めていたが、SEIは5月14日、同日付けで手続きが完了したと発表していた。

 これに対してFTCのレベッカ・ケリー委員長代理ら2人は同日、「この手続きは違法だと信じる理由がある」との声明を出した。

 スピードウェイは全米で約3800店舗のガソリンスタンド併設型のコンビニを展開しており、今回の買収が完了すればSEIの北米での店舗数は約1万4000店舗に増える。買収額は210億ドル(約2兆3000億円)。

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