ドラッグストアの針路 #10 三つ巴の“冷たい戦争”

森田俊一(流通ジャーナリスト)
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三つ巴の“冷たい戦争”

 食品スーパーやコンビニ、そしてドラッグストアと、冷凍食品をめぐる需要の争奪戦はまさに三つ巴状態となっている。こうした背景もあって、当然、冷凍食品の生産量も増加傾向にある。

 日本冷凍食品協会の調べによると、1989年の冷凍の調理食品の生産量は約71万3000トン。これが2019年には142万6000トンと、約30年で倍以上に増えている。人口が減少するなかで、これほど着実に市場を拡大している食品のカテゴリーも少ないだろう。

 総務省が発表している「家計調査」によれば、2020年12月の「冷凍調理食品」の支出は対前年同月で30%以上の伸びを示している。

 商品の積極開発、売場の拡大に、巣ごもり需要の追い風もあって、今後も冷凍食品市場は拡大が見込まれる。冷凍食品の需要をめぐる“冷たい戦争”に勝利するのは、食品スーパーか、コンビニか、ドラッグストアか――。

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