会見速報!売上1兆円3000店舗の巨大ドラッグ新会社、マツキヨココカラ&カンパニー誕生へ!

ダイヤモンド・チェーンストア編集部
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–統合会社のグループに参加したい企業は、広く受け入れるのか?

 現時点で、具体的な(検討している)事実はない。ただ、今後、一緒にやっていきたいという会社があれば、積極的に検討して、進めていきたい。

–経営統合を進める上で障害はあるか?

 特にない。これまで1年半にわたって協議を進め、資本業務提携も行ってきたが、その成果として期待以上のものが出ている。お互いの強みを掛け合わせ、弱みを補完できる良い関係にある。経営統合は必ずうまくいくという確信を持っている。

–グローバル化に向けた考え方について

 現在マツキヨは、タイ、ベトナム、台湾で展開し、香港でも会社を立ち上げている。ココカラも海外で一部展開しており、両社でさらなる海外展開を考えている。他の国々からも出店の打診が来ており、今後も力を入れていきたい。

–インバウンド需要復活の時期と回復具合について

 具体的な時期は、明確な答えを出せるものではない。ただ、マツキヨとしては、6月中旬から後半にかけて日本でも一般市民のワクチン接種が始まるので、各国でワクチン接種が順調に進めば、早ければ8月から9月にも入国が進むのではないかと見ている。

–調剤事業への取り組みについて

 両社合算で1000億円・700拠点を超えており、調剤市場で相当のプレゼンスを発揮できる。医薬品、調剤機器の仕入れのコスト削減も行いながら、患者さまへのサービス拡充をこれから進めていく。地域密着型のロケーションを生かし、地域包括ケアシステムをいっそう充実していきたい。

–両社のブランドは残るのか

 両社とも長い期間かけてブランドを確立してきたので、両社ブランドをしっかり生かしながら、同じ方向に進んでいきたい。

–今後の両社の出店戦略と重複する店舗網の整理について

 経営統合の効力が発生するまでは、個別の出店政策を執行していく。両社共にフォーマットがいくつかあるので、全体最適をベースに、都度都度出店するフォーマットを検討していきたい。店舗網の重複するエリアに関しては、現在、どこを閉店するという話はないが、赤字が常態化している店は、今後しっかり判断していく。ただし、隣り合うからどちらかを閉店するということではない。一つの街に両ブランドの店舗があったとしても、会社として考えると地域シェアのアップにつながるためだ。

 

 

 

 

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