ヒマラヤ、三菱商事との資本業務提携解消、創業家がTOBを実施

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 スポーツ用品専門店のヒマラヤは12月28日、三菱商事との資本業務提携を解消すると発表した。創業家の資産管理会社がヒマラヤ株式の公開買い付け(TOB)を実施し、三菱商事は保有全株式を売却する。ヒマラヤと三菱商事は2011年10月に資本業務提携を結び、プライベートブランド商品の開発や物流効率化などに共同で取り組んできた。

 ヒマラヤは小森裕作代表取締役会長が創業した。同会長の一族が株主である複数の資産管理会社のうち、長男の小森一輝専務が株式の100%を保有するコモリ・コーポレーション(岐阜市)が、TOBを実施する。

 三菱商事が保有するヒマラヤ株式の7.84%を含めて、8.08%(99万5300株)を上限に1株当たり805円で買い取る。買付期間は2021年1月4日から2月1日まで。買付代金は約8億円を見込む。

 ヒマラヤの20年8月期の連結業績は売上高が前期比13.3%減の577億円、営業損益が4億円の赤字(前期は8億円の黒字)、純損益は7億円の赤字(同5億円の黒字)だった。

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