第263回 ダイエー中内㓛と3人の弟

2020/12/05 07:00
文=樽谷哲也(ノンフィクションライター)
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評伝 渥美 俊一(ペガサスクラブ主宰日本リテイリングセンター チーフ・コンサルタント)

「もっと話を聞きたい」── 中内㓛

 渥美俊一の主宰するペガサスクラブの運営母体である日本リテイリングセンター(JRC)に残る最も古い記録では、前回に記したように、1959(昭和34)年の主婦の店ダイエーは、3店舗を営み、年商は14億円と、30億円を超えていた東光ストアーや十字屋に2倍以上、引き離されている。主婦の店ダイエーを始めた中内㓛は、「創業のころ、神戸で牛肉を100g60円、たくあんを39円で売った」と回想した。その神戸・三宮の店舗は40坪ですぐに手狭になり、100メートルほど離れたところにある自転車倉庫だった建物を借りて約170坪の三宮・2号店を開いた。翌1960年には

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