ソフトバンクと日本通運、物流デジタル化支援の新会社設立を発表

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ソフトバンクと日本通運は10月15日、物流業界のデジタル変革を支援する新会社を設立し、同日からサービスを開始したと発表した。写真は都内で2016年6月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

 ソフトバンクと日本通運は10月15日、物流業界のデジタル変革を支援する新会社を設立し、同日からサービスを開始したと発表した。クラウドコンピューティングによるトラックの配車支援や荷主と物流事業者のマッチングサービスなどを手がける。

 新会社はMeeTruck(ミートラック、東京都港区)で、ソフトバンクが51%、日通が49%を出資した。第1弾の事業として、トラック輸送業者向けのクラウド型配車支援サービスを始めた。受注した運送業務の登録やトラックの割り当て、勤務計画表の作成などがウェブ画面上で簡単にできる。初期投資の負担がない、月額1万5000円のサブスクリプションサービスとして提供する。

 第2弾として、トラック輸送業者と荷主向けのマッチングサービスを2021年度中に開始する予定だ。貨物を探す物流業者とトラックを探す荷主を自動的にマッチングする。

 物流業界は慢性的なドライバー不足やEC(インターネット通販)の急拡大に伴う荷物の急増など、さまざまな課題を抱えている。ソフトバンクと日通は、両社が蓄積してきた知見やノウハウを生かして、物流業界の課題解決を目指す。

ソフトバンクと日本通運の新会社の第1弾事業として、トラック輸送業者向けのクラウド型配車支援サービス
第1弾の事業として、トラック輸送業者向けのクラウド型配車支援サービスを始めた

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