ユニリーバ、洗剤製造で化石燃料使用を削減へ

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9月2日 英・オランダ系日用品・食品大手ユニリーバは10億ユーロを投じ、2030年までに洗剤を製造する際に使用する化石燃料を減らし、二酸化炭素(CO2)の排出削減を目指す方針を明らかにした。2018年8月、オランダのロッテルダムにある本社で撮影(2020年 ロイター/Piroschka van de Wouw)

[2日 ロイター] – 英・オランダ系日用品・食品大手ユニリーバは2日、10億ユーロを投じ、2030年までに洗剤を製造する際に使用する化石燃料を減らし、二酸化炭素(CO2)の排出削減を目指す方針を明らかにした。

ユニリーバは、石油化学品の代わりに、植物などのバイオ資源、藻などの水産資源由来の成分を使用する。

洗浄剤や洗濯用洗剤に使用される化学製品は、同社ホームケア部門全体のCO2排出量の46%を占める。

今回は、同社初の取り組みとなり、CO2排出量を5分の1削減することを目指す。

ホームケア部門プレジデントのピーター・テルクルベ氏はロイター通信に対し、界面活性剤が最大の石油由来成分だと説明。小規模なバイオ企業やダウ・ケミカルなど化学品メーカーとともに、環境に優しい原料を共同開発していくと述べた。

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