ラオックス、希望退職の応募は114人、募集人数に満たず

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 免税店大手のラオックスは8月14日、7月末まで募集していた希望退職の応募人数が114人だったと発表した。同社は7月1日から、全ての正社員と契約社員を対象に250人程度の希望退職を募っていたが、応募者は募集人数に満たなかった。

 応募者には規定の退職金に特別退職金を加算、8月31日付けで退職する。退職にかかる費用として同社は約6400万円の特別損失を計上した。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、訪日外国人客需要はほとんどなくなっており、同社は深刻な打撃を受けている。2020年1〜6月期決算は、売上高が前年同期比37.5%減の379億円、営業損益が28億円の赤字(前年同期は23億円の赤字)、純損益は139億円の赤字(同31億円の赤字)だった。

 同社は全24店舗の半数に当たる12店舗を閉鎖する予定。20年12月期通期決算は、売上高が前期比30.5%減の900億円、営業損益が43億円の赤字(前期は31億円の赤字)を見込んでいる。

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