評伝 渥美 俊一(ペガサスクラブ主宰日本リテイリングセンター チーフ・コンサルタント)
牛丼でチェーン化がほんとうに可能なのか
戦後まもなく、父から事業を受け継いだ松田瑞穂は、東京の築地中央卸売市場に牛丼店の吉野家を開き、株式会社として組織を整えつつ、年商1億円を目標とした。その目標は、単に多くの来店客を獲得することだけを意味しなかった。店内の作業効率の改善を重ねる一方、有能な従業員を採用し、熱心に教育することを必要とした。
・・・この記事は有料会員向けです。続きをご覧の方はこちらのリンクからログインの上閲覧ください。