巣ごもり消費でも来店したくなる お客様が企業SNSから知りたいこと

2020/07/17 05:55
竹内謙礼 いろは代表取締役

再び新型コロナウイルスの感染者数増が目立ってきた。とくに外食、小売店にとってはまた来店客が減り「巣ごもり消費」が一層進むことも予想される。そこで手をこまぬいているのではなく、販促をしていくにはSNSの活用が必要となる。経営コンサルタント竹内謙礼氏の著書「巣ごもり消費マーケティング」から上編・下編に分けてお届けする。下編では具体的な投稿をするための心構えを紹介する。

米フェイスブックの画面
今や販促に欠かせないSNS。投稿する内容にも気にとめておくべきことが多くある。2019年12月撮影(2020年 ロイター/Johanna Geron)

 SNSを始めるにあたって、最初に意識してほしいことは、SNSのプロフィールの書き込みである。あたりさわりのないプロフィールを書いてしまうと、読む側も前のめりで読んでくれなくなってしまう。読む前からモチベーションも下がってしまうので、投稿されている情報そのものが伝わりにくくなってしまう。できるだけ魅力的な人物像を意識して書いて、「がんばっています!」というメッセージが伝わるようなプロフィールと写真にすることが、お客様を惹きつけるSNSの土台となる。

 投稿する情報は、「役立つ情報」を意識して配信することである。感染予防対策の写真や動画、店内が換気されている様子など、お客様が気にしていると思われるお役立ち情報をアップすることが、直接の来店動機にもなる。

“フォローしたい”と思わせる紹介文を書くことがポイント

 ユニークなお役立ち情報を投稿してみるのもいいだろう。たとえば、ガラガラな店内の写真をアップして、「今ならスタッフとの距離は3m以上保てます」というシャレの効いた動画を流すと、お店を応援したいという人の気持ちを動かして、来店動機につながるかもしれない。

 また、室内でもできるストレッチ運動の動画を流したり、冷蔵庫のあまりもので美味しい料理を作るレシピを配信したり、巣ごもり中のお客様の生活で役に立つ情報を配信すると、お店のSNSを定期的に見に来てくれる人を増やすことにも直結する。

 SNSを通じてお客様との距離感が近くなれば、問い合わせや相談も受けやすくなるし、悩みごとを解決してくれるコンテンツを配信すれば、来店動機も高まっていく。今後は実社会のソーシャルディスタンスをSNSで詰めていくことが重要なネット販促になるので、常にお客様に寄り添うコンテンツをSNSで発信することが、人と人との距離感を縮めていく数少ない方法になる。

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