グーグルマップ上で圧倒的高評価をもらう店舗運営術

成田直人
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こんにちは、成田直人です。前回(昨日公開)、アフターコロナの世界は、資本(広告)で顧客を集めるのではなく、評判で顧客が集まる時代になるという話をしました。今回は、どうしたらアフターコロナで生き残り続ける店になれるのか?についてお話をします。

BrianAJackson / istock
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あなたの店で顧客が受けるストレスはいったいいくつある?

 私のクライアントは顧客からコツコツ口コミを集めています。やらせも一切なく、中には1店舗で1400件(平均4.9点)の評価を得ている店もあります。ここまで増やすことができれば周辺の同業が「口コミが重要だ!」と気付いても、1000件以上の高評価をすでにもらっている店があれば、挫けてしまうことでしょう(笑)。今から口コミ評価で店選びをする時代が来るまで準備しておくことで地域で愛される店でい続けることができますから取り組んでいきましょう。 

 まず、入店から退店までの間に、「顧客がストレスを受ける箇所」がいくつあるのかをチェックしましょう。例えばアパレル店であれば、入店挨拶→商品閲覧→商品説明→試着→クロージング→会計というようにプロセスを明確にします。そして、各プロセスで顧客がストレスを受けていないかをチェックするのです。

 例えば当社クライアントのホームセンターは入店挨拶が全然できていなかったため、店内がどこか暗く感じる店でした。声が出ていないのでどこに店員さんがいるかもわからないような状況だったのです。「ここは確実に顧客にとってストレスだよね」ということで、自分の居場所を知らせ、顧客を歓迎する意味で、顧客の入店時に挨拶をはじめました。実は、たったこれだけで評価は上がります。多くの店が「顧客が感動する店づくりを!」という具合に意気込みがちですが、私から言わせると「不十分な基礎の上に、豪華な家を建てる」ようなものです。

 まずは、顧客のストレスをゼロにすることから顧客の感動創造は始まります。店内の通路も「ベビーカーがすれ違えるスペースあるかな・・・」など、顧客になりきって店内を歩いてみるだけでもたくさんのストレスポイントに気づけますのでやってみてください。

 

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