米老舗百貨店ニーマンが経営破綻、新型コロナの店舗閉鎖が打撃

ロイター
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米高級百貨店ニーマン・マーカス・グループが7日、連邦破産法第11条の適用を申請した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う店舗閉鎖が影響した。ペンシルベニア州キングオブプルシアで2018年12月撮影(2020年 ロイター/MARK MAKELA)

[7日 ロイター] – 米高級百貨店ニーマン・マーカス・グループが7日、連邦破産法第11条の適用を申請した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う店舗閉鎖が影響した。コロナ禍による米百貨店大手の経営破綻は初めて。

ニーマンは再建中のつなぎ融資(DIPファイナンス)として6億7500万ドルを取り付けることで債権者と合意。総債務約50億ドルのうち40億ドルを解消する条件で経営権を債権者に譲渡する。今秋初めに破産法に基づく再建手続きからの脱却を目指す。

ニーマンは創業約113年の老舗百貨店で、約1万4000人の従業員を抱える。新型コロナ感染拡大を受け、直営店舗全43店のほか、アウトレット店や傘下百貨店の営業停止を余儀なくされていた。4月に債務返済を見送り、近く破産法を申請するとみられていた。

米主要小売では、衣料品チェーンのJクルー・グループも今週、新型コロナの影響で破産法適用を申請した。

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