いきなりステーキ運営会社、継続企業の前提に注記「資金繰りに懸念」

ロイター
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外食(いきなりステーキ)
新型コロナウイルスの感染拡大による影響で3月以降客足が大きく落ち込み売上高が減少し、感染終息や外食需要回復には時間がかかることから債務返済などの「資金繰りに懸念が生じている」という。

[東京 25日 ロイター] – 「いきなり!ステーキ」「ペッパーランチ」などを展開するペッパーフードサービスは25日、2019年12月期有価証券報告書について、重要な後発事象が発生したとして「継続企業の前提に関する重要な不確実性が存在する」と注記すると発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大による影響で3月以降客足が大きく落ち込み売上高が減少し、感染終息や外食需要回復には時間がかかることから債務返済などの「資金繰りに懸念が生じている」という。

ペッパーは、1月15日に行使価格修正条項付きの新株予約権を発行し、資金調達のめどがたったと判断していたが、その後の株価下落で現段階では新株予約権による資金調達が期待できない状況とみている。

3月13日には、それまで最終黒字転換を見込んでいた2020年12月期業績予想を取り下げると発表。新型コロナ流行に伴う外出自粛などの影響で売上高減少が見込まれ、予想の算定が困難と判断した。

ペッパーは状況の打開に向け、役員報酬を含むコスト削減を推進するほか、キャッシュフローの改善、財務基盤の安定化などを図るとしている。

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