マックスバリュ東海、上期は営業収益過去最高更新 「ノンストア事業」が成長の柱に
ノンストア事業が今後の成長の柱に
上期の新規出店は、7月にオープンした「マックスバリュエクスプレス御器所2丁目店」(愛知県名古屋市)の1店のみ。改装では、7月に「マックスバリュ」から小型フォーマット「マックスバリュエクスプレス」に業態変更するかたちで「マックスバリュエクスプレス浜松早出店」(静岡県浜松市)を開業したほか、同店を含む計7店舗をリニューアルした。

他方で、昨今成長基調にあるのが移動スーパーや無人店舗などからなる「ノンストア事業」だ。
このうち移動スーパーでは、上期中に6台を運行開始。稼働台数は40台となった。25年4月には新たに山梨県でも事業をスタートし、サービスエリアは6県に拡大している。
無人店舗の「Maxマート」は上期中に35店舗を開設し、総店舗数は141店舗まで拡大。上期中は新たに滋賀県、神奈川県にも店舗を開設し、現在6県に展開している。
作道社長は「ノンストア事業は今後の成長の柱としていきたいと考えている。上期の同事業の売上高は対前年同期比約25%増、とくに移動販売、無人店舗が非常に伸びている。今後も顧客接点を増やしていく」と手応えを話した。
下期については、年度方針である「高収益体質への転換」「顧客接点の充実」「成長基盤の再構築」の下、客数・買上点数の増加、売上高のさらなる伸長をめざす方針だ。
売上拡大に向けては、上期の価格戦略を継続することで競合店に負けない価格を実現し、買上点数を向上させる。イオングループのプライベートブランド「トップバリュ ベストプライス」における重点商品を単品量販し、グループシナジーを最大限活用していくという。
「成長の柱」となるノンストア事業では、移動スーパーの新規ルート開拓を進め、順次稼働台数を増やしていく方針だ。また、マックスバリュ東海が運営するECサイトでは、同社が「じもの」の名称で長年販売に注力している地場商品の取り扱いを強化する。
26年2月期連結業績予想は期初計画を据え置き、売上高が3930億円、営業利益が143億円、経常利益が142億円、親会社株主に帰属する当期純利益が94億円となっている。






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