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ANAが国際線で3月に追加減便、JALは国内線もさらに566便

ANAとJALのロゴ
3月10日、ANAホールディングス傘下の全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、3月中の運休・減便をさらに拡大すると発表した。写真は都内で2016年10月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 10日 ロイター] – ANAホールディングス傘下の全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は10日、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、3月中の運休・減便をさらに拡大すると発表した。日本政府の水際対策の強化や中国路線など需要減退を踏まえた措置。

ANAは3月12日から28日まで成田―大連、成田―厦門で追加減便するほか、成田―香港で一時運休を実施。国際線74便を追加で減便する。新型コロナウイルス感染拡大による国際線の減便は2月4日からこれまで計1957便に上っている。

JALは12―19日までに羽田―大阪(伊丹)、羽田―札幌(新千歳)など国内線で566便を減便する。これまでの公表分を含めて6日から19日までの減便数はグループ合計で1644便となっている。

JALは国際線でも成田―香港などで3月中に一時運休。需要の落ち込んでいる成田―ホノルル線、成田ーデリー線も同月中に一時、減便を実施。関西ーバンコク線も追加で減便する。国際線はこれまでに当初計画していた冬ダイヤから約27%減便になっている。

中国路線については、日本政府が入国者数を抑えるため、旅客機の到着も成田国際空港と関西国際空港に限定することを要請。これを受けて、JALは3月12日から28日まで羽田―北京線を成田発着に変更する。