週刊コンビニエンスストアニュース ローソン、食品ロス削減プログラムを実施!

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)
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ローソン(東京都)は85日から113日までの約3カ月間、食品ロス削減プログラム「FOOD GOOD SMILE」を実施する。消費期限が迫り、値引きシールが貼付されたおにぎりを購入すると、1個につき1円が全国社会福祉法人経営者協議会を通じて福祉施設に寄付される仕組み。「おトクを選べば、みんなが笑顔に。」をキャッチコピーに掲げ、顧客とともに取り組む新たな施策で、今後の継続も視野に入れる。63日~9日までのニュースをまとめました。)

ローソンの外観

ローソン
過去最多の41品を揃えた「盛りすぎチャレンジ」

 ローソンは、63日から4週にわたり全国の店舗で、価格据え置きで具材や重量などを約50%増量した、おにぎり、調理パン、店内調理弁当、ベーカリー、デザート、菓子など計41品を「盛りすぎチャレンジ」として発売していく。1号店「桜塚店」(大阪府豊中市)のオープンから、614日で50周年を迎えることを記念したキャンペーンで、232月から開始して5回目となる今回の記念キャンペーンでは、過去最多の商品数を揃えた。

<山梨県>地域共生コンビニ「道志店」をオープン

 66日、山梨県道志村に「道志店」をオープンした。店舗から半径10㎞圏内にはスーパーやコンビニがない。村が100%出資する「株式会社どうし」がフランチャイジーとして地域の買い場を支えるために運営し、「過疎対策事業債」(過疎市町村が市町村計画に基づいて行う事業の財源として特別に発行が認められた地方債)を店舗建設費用などに充てることで実現した。新店では、ローソンの標準的な商品に加え、村の特産品なども品揃えた。今後は、近隣住民の日常生活を支えるスーパー代替機能を備えるため、生鮮品の品目数を増やし、店舗を拠点にした移動販売も行う。また、村の魅力を発信することを目的に、観光スポット、イベントなどを紹介するパンフレットやポスターなどを展開する。

  • 所在地……山梨県南都留郡道志村8888-1
  • 売場面積…50.67
  • 営業時間…6時~22
  • 駐車台数…21

セブンイレブン・ジャパン
政府備蓄米を「無洗米」にして発売

 農林水産省との随意契約で調達した政府備蓄米を、利便性と衛生面に配慮した「無洗米」(2㎏・税抜718円)に加工し、6月17日から東京都・大阪府・愛媛県・香川県・徳島県・高知県などの店舗で販売を開始。順次全国の店舗に拡大していく。

ファミリーマート
業界No.1のおいしさをめざして新型コーヒーマシンを導入

 「FAMIMA CAFÉ」のコーヒーマシンを刷新し、62日から順次、全国の店舗に導入していく。7年ぶりとなる新たなコーヒーマシンは、まずは6月から「大阪・関西万博店」(大阪府大阪市)と都内の店舗から設置を開始し、来年5月を目途に全国の店舗で設置を完了する。従来マシンは豆の挽き目が1段階のみだったが、モータードライブを搭載した業界初の挽き方調整グラインダーを導入することで、豆の挽き方を9段階に分けることができるようになり、専門店のようにメニューごとの最適な粒度の設定が可能になった。また、タッチパネルを導入したことでメニュー追加も可能となり、提供数は従来の16種類から大幅に拡充された。

LGBTQへの理解促進キャンペーンを展開

 コカ・コーラボトラーズジャパン(東京都)、チェリオジャパン(東京都)、クリート(東京都)と共同で、多様性への理解を促進する「We are Rainbow”」をテーマにキャンペーンを展開する。6月の「プライド月間」に合わせたキャンペーンで、性の多様性やLGBTQを象徴するレインボーカラー(6色)デザインの商品を発売するほか、対象商品の購入者にはキャンペーンビジュアルのステッカーもプレゼントする。

「ファミマ メンバーズプログラム」を大幅拡充

 ファミリーマート(東京都)の自社アプリ「ファミペイ」の会員プログラム「ファミマ メンバーズプログラム」のサービスを64日から大幅に拡充し、新たな「おトク」やニーズに応じたクーポンの提供が可能になった。プログラムは、「ファミペイ」を提示して買物をすると、月間の来店回数と購入金額に応じて翌月のランクが決定し、ランクごとに対応した特典を受けられるもので、ランクは「レギュラー」「シルバー」「ゴールド」「アンバサダー」の4段階。「シルバー」以上の対象者には毎月、無料・割引クーポンがもらえる「ランク達成クーポン」を進呈する。

「ファミマこども店長+SDGs」をスタート

 近年、学校教育でSDGs教育が行われていることを受け、こどもたちと保護者が持続可能な社会への理解を深め、地域交流を活性化できるよう、サステナビリティを体験的に学べる新プログラム「ファミマこども店長+SDGs」を開始する。69日の埼玉県川口市の店舗での開催を皮切りに、希望する全国の店舗へ順次拡大。好評な就業体験プログラム「こども店長」に、サステナビリティ体験を融合させた新しい試みで、従来のレジ打ちや商品陳列などの体験に加え、食品ロスの削減や買物をしやすくするための工夫、フードドライブの仕組みなどを、実体験やクイズを通じて学んでいく。

物流配送におけるCO2の排出量を対17年度対比で12.8%削減

 AIを活用した配送シミュレーターによるコース設定や、クリーンディーゼル車両やFC(燃料電池)小型トラック、RD(リニューアブルディーゼル)を使用した環境配慮型配送車両の導入などの取り組みの推進によって、24年度の物流配送で排出されたCO2は、対17年度対比で12.8%削減された。今後は、30年までに対17年度比でCO₂排出量を30%削減することを目標としている。

<関西地方>中国料理の名店「百楽」監修商品第3

 近鉄リテーリング(大阪府)が運営する中国料理の名店「百楽」の増田雅則総料理長監修による、おむすびや酸辣湯麺など4種類を、610日から関西地方の約2600店舗で発売する。第3弾となる今回は、辛味だけではなく、酸味も特長の「酸辣湯麺」が初登場する。新商品は以下のとおり。

  • 「酸辣湯麺」(税込450円)
  • 「チャーハンおむすび」(同210円)
  • 「中華幕の内弁当」(同658円)
  • 「天津飯」(同635円)

生活応援で銘柄米を300円引き

 プライベートブランド(PB)「ファミマル」から、1.5㎏小容量サイズの銘柄米2品が300円引きとなるセールを、610日から30日まで実施する。銘柄米の販売価格が高止まりを受けた生活応援策の一環だ。対象商品は以下の2品。

  • 「低温製法米 国産コシヒカリ」(割引後価格 同1500円)
  • 「国産コシヒカリ無洗米」(割引後価格 同1620円)

ミニストップ
「ハロハロ 果実氷ブラッドオレンジ」を販売

 ハロハロ果実氷シリーズの新商品。ブラッドオレンジをスライスしたハロハロで、イタリア品種のタロッコ種を使用した。シロップはブラッドオレンジ果汁を使用し、オレンジ独特の爽やかな風味と味わいが感じられる仕立てにした。66日発売で税抜550円。

セコマ
「さんま蒲焼重」で道産食材を応援

 セコマ(北海道)の店内調理品「HOT CHEF」取り扱い店舗で、土用の丑の日に向けて「HOT CHEFさんま蒲焼重」の予約受付を67日から開始した。12年に土用の丑の日に合わせて発売し、今回で14年目。北海道根室花咲港で水揚げされたさんまを使用し、道産さんまの消費拡大をめざした商品で、今年は約21万食の製造を予定する。価格は税抜590円(茨城県・埼玉県の店舗は同620円)。

記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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