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風邪の「5類感染症指定」で注目されるマーケットとは?

「風邪を引けない」時代がやってくる!

 先日、衝撃的なニュースが入ってきた。「急性呼吸器感染症」、いわゆる「風邪」が2025年4月からコロナやインフルエンザと同じ5類感染症に指定されるという。

 これはきわめて大きな変化だ。コロナ禍では、「コロナはただの風邪」などと言おうものなら断罪されること必至だったが、本当にコロナと風邪は同じ分類に属することになるというわけである。

風邪の5類指定は、温活ブームの促進・定着につながるかもしれない

 5類指定されると、医療機関での患者数の集計や国への報告などが行われることになる。報道によれば、風邪の感染状況を把握することで、新たなパンデミックの発生に早期に対応するというねらいがあるようだ。

 医療機関の手間は増えるだろうが、私はこの決定に賛成でも反対でもない。ただ、私は商売人だから、この決定によって生じる変化には敏感であろうと思う。

 たとえば何かイベントを開催するとき、登壇者がインフルエンザにかかってしまえば、ふつうは登壇を辞退することになる。では、同じ5類に指定された風邪を引いた場合はどうなるのか。「ただの風邪」を引いた場合でも、仕事をキャンセルすることになるかもしれない。

 つまり風邪の5 類指定は、

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