ECの売上左右する「ささげ」専業で18年!どこにも負けないノウハウとは
内製の壁になる目に見えない難しさ
ECならではの難しさもある。ECの場合、閲覧者は、PCでみる人もいれば、スマホで、タブレットでと、端末がそれぞれ異なる。このことを想定していなければ、せっかくの画像が十分にその効果を発揮できないことになる。
さらに、画質も異なるため、そのことを考慮した色補正をしなければ、閲覧者から「色味がイメージと違う」といったクレームが発生しかねない。また、生地感や特徴的なデザイン、隠れた仕様などを漏らさず伝えなければならない。サイズ感が伝わりづらいこともECの大きな弱点のひとつだ。採寸を正確にすることはもちろん、画像でもできる限りサイズ感を表現する努力が必要だ。
これらはほんの一例だが、こうしたさまざまなリスク要因も踏まえた最適な「ささげ」ができないと、結果的に依頼主から不信感を持たれてしまうことになる。
「ささげは、『集客』という点では直接的な効果は期待しづらいが、『コンバージョン』という点では非常に大きな影響がある。写真のプロが見ればわかるようなテクニカルな1枚の写真を商品ページに載せても意味はない。情報の正確さはもちろん、スタイリング、見やすさ、読みやすさなど、ターゲットに『いいな』と思ってもらえることが最優先される」