富士フイルム、日立の画像診断機器買収を検討

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富士フイルムのロゴ
12月17日、富士フイルムホールディングスは、日立製作所の画像診断機器事業の買収を検討していることを明らかにした。写真は富士フイルムのロゴ。都内で2018年1月撮影(2019年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 17日 ロイター] – 富士フイルムホールディングスは17日、日立製作所の画像診断機器事業の買収を検討していることを明らかにした。関係筋によると、買収額は約1700億円。 先に報じた日経新聞によると、買収するのは、日立の子会社だった旧日立メディコが手掛けるMRIとコンピューター断層撮影装置(CT)、さらにその子会社が強みを持っていた超音波診断装置を中心とした画像診断機器事業。2020年夏の買収完了を目指す。 富士フイルムHDは「本買収については、検討を行っている」と明らかにした。現時点で決定した事実はないとし「決定した場合には、すみやかに公表する」としている。日立は「企業価値向上に向けて様々な検討をしているが、現時点で開示すべき事実はない。開示すべき事項が発生した場合、速やかに公表する」とした。

富士フイルムHDは中期経営計画でヘルスケア分野の成長を重点戦略に位置付けている。18年には細胞培養に必要な培地を手掛ける米アーバイン・サイエンティフィック・セールス・カンパニーとアイエスジャパンを買収。今夏には米製薬大手バイオジェンの製造子会社、バイオジェン・デンマーク・マニュファクチャリングを買収した。

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