KDDI、ローソンと資本業務提携、Ponta運営会社にも出資で会員基盤を拡大

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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12月16日、KDDIとローソンは、資本業務提携したと発表した。写真は2012年5月31日、都内で撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

 ローソンとKDDIは12月16日、資本業務提携すると発表した。KDDIは、ローソン店頭などで使える共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティマーケティング(東京都渋谷区)にも出資する。ローソンおよびロイヤリティマーケティングの筆頭株主である三菱商事を含めて、ネットとリアルを融合した新たな消費体験の創造に取り組むとしている。

 KDDIはローソンの発行済み株式の2.1%に当たる211万株を市場から買い付けるほか、ロイヤリティマーケティングの株式の20%を三菱商事から取得する。ロイヤリティマーケティングにはローソンも20%を出資している。

 2020年5月以降、KDDIが付与する「au WALLETポイント」を「Pontaポイント」に統一するほか、au IDとPonta会員IDを連携させ、会員基盤を1億超に拡大する。また、Pontaアプリやローソンアプリにスマートフォン(スマホ)を使った決済サービス「au PAY」の機能を搭載し、ローソンを含むPonta加盟店でau PAYの利用を促進する。ローソンでau PAYを利用した場合の還元率を高めに設定することで、特にローソンでの利用を促す。

 コンビニ来店者向けのサブスクリプション型サービスや、スマホで注文した商品を無人受け取り機で受け取れるサービスなど、次世代型のコンビニサービスも展開していく計画だ。

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