マックスバリュ東北が「イオン東北」に、イオンリテール東北カンパニーと経営統合

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経営統合による間接部門のスリム化や物流効率化によって収益力を高める一方、東北各県の市場規模や人口動態を見極めたうえで重点出店エリアを定め、新規出店を続けていく。2018年10月28日、大阪で撮影(2019年 ロイター/Thomas White)

 イオンは12月10日、マックスバリュ東北(秋田市)とイオンリテールの東北カンパニーを経営統合し、社名を「イオン東北」にすると発表した。イオンリテールが東北地方で展開する59店舗のうち食品スーパーなどを新会社に移す。

 マックスバリュ東北の2020年2月期の売上高見込みは1046億円、イオンリテールが分割する事業の売上高は1006億円で、統合後の新会社の売上高は単純合計で約2000億円となる。

 経営統合に先立ち、イオンは株式交換によりマックスバリュ東北を完全子会社化する。統合新会社の発足は20年3月1日を予定しており、マックスバリュ東北は2月末で上場廃止となる。

 東北地方では人口減少と高齢化の進行が顕著であることから、経営統合による間接部門のスリム化や物流効率化によって収益力を高める。一方、東北各県の市場規模や人口動態を見極めたうえで重点出店エリアを定め、新規出店を続けていく。

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