ABインベブのアジア部門、IPO調達額が今年世界2位=関係筋

ロイター
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ベルギーのインベブ本部前
9月24日、ビール大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)がアジア太平洋部門子会社の香港市場での新規株式公開(IPO)価格を仮条件下限の27香港ドルに設定し、約50億米ドルを調達したことが、事情に詳しい関係者2人の話で明らかになった。写真はベルギーの同社本部前で2月に撮影(2019年 ロイター/Francois Lenoir)

[香港 24日 ロイター] – ビール大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)がアジア太平洋部門子会社の香港市場での新規株式公開(IPO)価格を仮条件下限の27香港ドルに設定し、約50億米ドルを調達したことが、事情に詳しい関係者2人の話で明らかになった。

関係者によると、子会社のバドワイザー・ブリューイング・カンパニーAPACの公開価格は仮条件が27─30香港ドルだった。ABインベブは7月に、同子会社の香港上場を一度断念したが、9月に上場手続きを再開したと明らかにしていた。当初の計画では、最大98億ドルの調達を目指していた。

50億ドルのIPO調達額は、5月に81億ドルを調達した米配車大手ウーバー・テクノロジーズに次いで今年世界で第2位の規模。

香港では長期化する抗議活動が株式相場への重しとなっており、投資家心理を測るうえでバドワイザー・ブリューイングを含む大型IPOが注目されている。

同社は公開価格についてコメントを控えた。

同社のIPOには、ABインベブが売り出す株式を最大36.8%追加するオプションが付随しており、関係者によると、一部が行使されたという。

ABインベブは調達した資金で1000億ドル超に上る負債を圧縮する計画。

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