ユニクロ、8月の既存店売上高は9.9%増、前月の2ケタ減から回復

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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柳井正社長
柳井正社長 (写真はロイター)

 ファーストリテイリングが発表した国内ユニクロ事業の8月の売上高(インターネット通販を含む)は、既存店ベースで前年同月比9.9%増と2ヵ月ぶりのプラスだった。前月は記録的な日照不足などにより夏物商品が不調で、10.0%減と2ケタのマイナスを記録したが、天候の回復で夏物商品が伸びた。客数は13.5%増で2ヵ月ぶりのプラス、客単価は3.2%減で2ヵ月連続のマイナスだった。

 また、2019年8月期通期(18年9月〜19年8月)の既存店売上高は前期比1.0%増だった。通期で既存店売上高がプラスとなるのは7年連続。上半期は0.9%減だったが、下半期に3.5%増と挽回した。

 そのほかのカジュアル衣料専門店の8月の既存店売上高は、しまむらの「ファッションセンターしまむら」が夏物の寝具や肌着が好調で、0.6%増と16ヵ月ぶりのプラスに転じた。ライトオンは夏物の販売が回復したものの、晩夏初秋商品の展開が不十分だったため10.4%減と3ヵ月連続のマイナス。「グローバルワーク」などのブランドを展開するアダストリアは、夏物商品の加速により5.5%増と2ヵ月連続のプラスとなった。

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