「グローバルな開発・製造体制を生かしニーズを反映した製品を幅広く供給」トレイ・ローパー社長(ハスクバーナ・ゼノア)

2019/08/30 04:00
ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局

ハスクバーナ・ゼノア(埼玉県)は2007年にハスクバーナ・ジャパンと小松ゼノアの農林・造園機器部門が合併して誕生した。グローバルで支持されているハスクバーナグループの強みを生かした、価格競争力のある工具が強みだ。

強みは幅広い多様なラインアップ

──まず貴社の概要を簡単にご紹介していただけますか。

ハスクバーナ・ゼノア代表取締役社長 トレイ・ローパー

ローパー ハスクバーナはスウェーデンに本社を置く330年の歴史を持つ大手機器メーカーで、欧米ではチェーンソーや芝刈機に強みを持つメーカーとして知られています。このハスクバーナが2007年に、100年以上の歴史を持つ日本の旧小松ゼノアの農林・造園機器部門を買収し、ゼノアとして独立。同年にハスクバーナ・ジャパンと合併して生まれたのが日本国内に拠点を置くハスクバーナ・ゼノアです。現在、ハスクバーナブランドとゼノアブランドの両方を扱っています。ゼノアブランドを海外に輸出するだけでなく、ハスクバーナブランドの製品を国内で製造するなど、グローバルに連携し、市場ニーズを反映した商品の開発・生産・販売を行っています。

──貴社の特徴、強みはどんなところにありますか。

ローパー まずは価格です。グローバルに展開しているハスクバーナグループのスケールメリットを生かし、低価格で高品質な商品を販売しています。

そのうえで、供給する製品の幅が非常に広いことが競争力につながっています。たとえばチェーンソーは世界最小クラスの18㏄から世界最大クラスの120㏄まで幅広いモデルを用意しています。

また製品の特徴としてはプロ向けの設計思想を背景に、使いやすさ、安全性に優れており、同じ価格帯の商品でも付加価値が高い製品を供給しています。防護服は長く着用していても快適で機能性が高いだけでなく、デザイン性にもこだわっていることが特徴です。

先端分野にも積極的に投資

──日本の市場の特徴や成長の可能性についてどのように見ていらっしゃいますか。

ローパー1つは雑草関連でのマーケットが大きいことです。欧米では芝が中心になりますのでその点が異なります。

もう1つは小型・軽量であることのプライオリティが高いことです。最近は欧米でも小型の製品が人気です。プロジェクトごとに話し合いを行い、小型製品はゼノアが設定したものを土台にしているケースもあります。ニーズに合った製品を幅広く提供できるとすれば、大変うれしいことです。

──今後の製品開発における方向性や戦略はどんなものでしょうか。

ローパー 市場成長が期待される分野には積極的に先行投資を行っています。今注目されているのはバッテリータイプの商品です。ほかにも多様な製品開発に取り組んでおり、ロボット芝刈機にも力を入れています。

こうした製品開発と同時に、ソリューションビジネスにも注力しています。管理アプリの開発など、モノを売るだけでなく、サービス全体でお客さまに満足していただけるようにしています。

──ホームセンター(HC)チャネルに対してご意見があればお聞かせください。

ローパー 日本のHC企業もコンシューマー向け商品を中心に、一部プロ需要を視野に入れています。そうしたハードを重視する企業さまに認めていただける商品を開発していきたいと考えています。現在、われわれの製品についても積極的に扱っていただいており、売場についてはハスクバーナの製品をコーナー化していただくケースが多いのですが、今後は関連用品なども併せて提案できるような売場を提案していきます。またつねにメンテナンスが必要な商品分野ですので、メンテナンス対応の連携も重要だと考えています。

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