酒類販売のトレンドが分かる 日酒販が2018年度決算を発表!

千田直哉
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スーパー、ダウントレンド継続 

スーパーチャネルでは酒売上のダウントレンドが続いている
スーパーチャネルでは酒売上のダウントレンドが続いている

 

 単体の商品別売上は下記の通りだ。

【商品別売上(単体)】
清酒         296600万円 対前期比7.9%減
連続式蒸留      2195900万円 同12.7%減
単式蒸留(本格焼酎) 9149200万円 同5.3%減
その他         26700万円 同8.9%減
和酒計        14566600万円 同7.1%減

国産洋酒       8257400万円 同10.2%増
輸入洋酒       4136200万円  同4.0%
洋酒計       12393700万円 同8.0%増

 麦酒         950億円 同1.5%減
発泡酒        1624700万円 同4.6%減
新ジャンル      4356700万円 同8.9%増
ビール系計      15481500万円  同0.9%増

 

 洋酒は、ウイスキーの好調によって好調が継続。ビール系では新ジャンルの伸びが全体を牽引した。

  チャネル別の売上は下記の通り。

【組織小売業のチャネル別売上(単体)】
コンビニエンスストア 5343400万円 対前期比6.4%増
スーパー       11122100万円  同2.1%減
ディスカウントストア 4985400万円  同4.1%増
ホームセンター    171500万円  同2.2%増
ドラッグストア    395300万円  同6.0%増
その他         491400万円  同5.9%

 ネット通販      1301400万円  同3.8%増

 スーパーは漸減トレンドから抜け出せず、逆にコンビニエンスストア、ディスカウントストア、ホームセンター、ドラッグストアは、それぞれ拡大している。

 20203月期の課題として、松川隆志会長は、①和酒の低迷、②物流費の継続的高騰、③10月の消費税増税対応を掲げ、それぞれに「真摯に取り組んでいく」と抱負を語っている。

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