新しい!ダイソー、「1 兆円1万店」に向け進化する組織、売場、商品、フォーマットとは
組織も革新し、売上高1兆円めざす
1万店舗・1兆円という目標をめざすうえでは、組織力の強化も必須課題となる。その重責を担うのが、創業者・矢野博丈氏から18年に経営のバトンを託された矢野靖二社長だ。
詳しくは次回からのインタビューを参照されたいが、強力なトップダウン型の経営で成長をけん引してきた先代の方針から一転、“多数精鋭”を是とした組織体制へのシフトを進めている。その一環として、一部本部機能の東京への移転や、人材教育の強化といった取り組みをすでにスタートさせている。
店舗、商品、そして組織──。大創産業がこれらの領域で革新を進めていった先には、どのような景色が広がっているのだろうか。そして、他の小売企業にとって大創産業は強力な競合なのか、それともテナント出店などによってともに成長を遂げられるパートナーなのか。
非上場企業である大創産業は自社の経営戦略について、これまで本誌を含めメディアを介して発信することはほとんどなかった。本特集を通じて、「新しいダイソー」の姿を目に入れていただきたい。
会社概要 ※22年2月末時点
所在地 | 広島県東広島市西条吉行東1-4-14 |
代表者 | 代表取締役社長 矢野靖二 |
設立 | 1977年(創業:1972年) |
売上高 | 5493億円 |
店舗数 | 国内4042店舗、海外2296店舗(ダイソー業態) |
従業員数 | 社員585名 パート・アルバイト2万4020人(8時間換算) |
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