ついに関西進出! オーケーが大阪に旗艦店を出店へ 気になる1号店は大型店?

小野 貴之 (ダイヤモンド・チェーンストアオンライン 副編集長)
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関西旗艦店はどのような店になるか

 では、この関西旗艦店はどのような店になるのだろうか。建物構造や平面駐車場を設置するかどうかは今後検討していくとのことだが、旗艦店であること、そして約3600㎡という土地面積を踏まえると、オーケーにとっては大型店になるとみていいだろう。

 オーケー広報事務局によれば、首都圏の店舗の土地面積は1500~2500㎡ほどだそうで、小さいものでは1300㎡の土地に出店した例もあるという。

 取得した物件と近い土地面積の店舗では、2019年6月出店の「調布店」(東京都調布市)が約3600㎡でほぼ同じとなる。調布店の売場面積が約450坪、90台の立体駐車場があることを考慮すると、おぼろげながら店舗規模が見えてくるだろうか。

 いずれにせよ、今回の発表によってオーケーの関西進出は確実なものとなった。関西の食品小売マーケットをめぐっては、生鮮ディスカウントスーパーを展開するロピアが20年9月に関西進出を果たし、約2年間で店舗数を12まで増やしている(大阪、兵庫、京都、奈良)。

 売場づくりの方向性は大きく異なるものの、同じ神奈川を地盤とし、かつ「安さ」を強みとするロピアがすでに成功していることを考えると、オーケーとしては早期に関西で店舗網を築きたいところだろう。今回発表されたリリースにも、「今後も関西エリアでの積極出店を計画しています」として店舗開発部の連絡先を載せているなど、関西出店への本気度を窺わせる。SNSの反応を見ても、オーケーの関西進出を歓迎する声が多そうだ。

 満を持して関西に乗り込むオーケーを関西地盤の小売各社はどう迎え撃つのか。数年は関西小売マーケットから目が離せない状況が続きそうだ。

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記事執筆者

小野 貴之 / ダイヤモンド・チェーンストアオンライン 副編集長

静岡県榛原郡吉田町出身。インターネット広告の営業、建設・土木系の業界紙記者などを経て、2016年1月にダイヤモンド・リテイルメディア(旧ダイヤモンド・フリードマン社)入社。「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部に所属し、小売企業全般を取材。とくに興味がある分野は、EC、ネットスーパー、M&A、決算分析、ペイメント、SDGsなど。趣味は飲酒とSF小説、カメラ

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