最低注文金額1万円でも好調!オーケー、東京都23区で ネットスーパーを拡大 

2022/09/30 05:55
    大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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    導入店最多は東京都
    23区内は4店目

     サービス開始以降、オーケーネットスーパーは確実に事業エリアを広げている。

     みなとみらい店、仲池上店で開始して以降、順に「港北店」(神奈川県横浜市)「新浦安店」(千葉県浦安市)「相模原店」(神奈川県相模原市)、「藤沢店」(神奈川県藤沢市)、「町田森野店」(東京都町田市)、「新用賀店」(東京都世田谷区)、「西府店」(東京都府中市)、「サガン店」(東京都大田区)、そして今回の「橋場店」(東京都台東区)と、サービス実施店舗は11店まで増えた。

     エリア別では、東京都6店、神奈川県4店、千葉県1店で、直近では東京都内でサービスエリアを拡大している。

    新規会員の受付を
    一時停止する店舗も!

     実施店舗では、多くの利用を獲得しているようだ。実際、8月30日、オーケーは「みなとみらい店」における新規会員登録を一時停止している。同日掲載された同社のニュースリリースには「想定を大きく上回るご注文をいただき、ご希望の日時でのご注文がしづらい状況が発生しております。(略)会員の皆様へ十分なサービスをご提供できる体制が整うまでの期間、一時的に新規会員登録を停止させていただきます」とあり、想定を上回る利用があるようだ。

     このように、最低注文金額1万円という強気な価格設定であっても、オーケーはネットスーパーでも消費者から支持を得ているようだ。昨今はアマゾンジャパン(東京都)や楽天グループ(同)など大手ECと組んでネットスーパーを始める企業も多いなか、独自路線でサービス展開をしている企業の好例として、今後の動向に注目したい。

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    記事執筆者

    大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

    1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士

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